舞桜 ページ26
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ｷｷｮｳ「ハァ…っハァ……！」
既に満身創痍のキキョウは肩で息をしながら、目の前を睨みつける。
眼前には、両足首を切り落として動きを封じた1人の男ーーーキキョウは知らないが、ルッチがブラッドマンと称した男が転がっている。
残り2人。
キキョウは、感覚を失いつつある身体に鞭打って、大きく深呼吸した。
ｷｷｮｳ「……姫様、お借りします」
構えたのは真っ白な刃の無い刀。
Aの愛刀である洗心だ。
殺傷能力が低いとはいえ、よく手入れされたそれが良い刀である事は、キキョウにも伝わってきて。
ｷｷｮｳ「はっ！」
だからこそ、その洗心を。
敢えて真っ直ぐに投げた。
心を洗う刀、その名に相応しく。
純粋に、真っ直ぐに飛んできたその刀を、男は躱す。
だが、美しい刀に、そしてその刀が予想外の形で飛んで来た事に、男達は2人とも、一瞬目を奪われた。
ｷｷｮｳ「咲き乱れる切っ先……」
だが、その時には。
キキョウの攻撃は既に始まっていた。
ｷｷｮｳ「舞桜！！！」
「ぐっ！？」
「ギァ！！」
無数の飛刀が男達に突き刺さる。
乱雑に打ち込んだように見えて、その一刀一刀は的確に人体の急所を幾つも撃ち抜いていった。
「っく、ハァ…ハァ…、ゲホッ」
膝を突き、咳き込めば、血が床に飛ぶ。
少し息を整えようと、目を閉じたその時。
「ぐぎ、ぎゃあああ！！」
ｷｷｮｳ「！？」
両足首を失った男が、強引に這いずり、飛び掛かってくる。
防御が間に合わない、とキキョウが身を固くする。
刹那。
ﾌﾗﾝｷｰ「ウエポンズ・左(ﾚﾌﾄ)！！」
駆け付けたフランキーの攻撃が、男の顔にヒットした。
ﾌﾗﾝｷｰ「無事か！情報屋！」
ｷｷｮｳ「ええ…助かりました」
ﾌﾗﾝｷｰ「3番と4番の鍵を手に入れた！残りの鍵も時期にあいつらが奪うだろうが、先にニコ・ロビンと嬢ちゃんを助けに来た！」
ｷｷｮｳ「！…そうですね、急ぎましょう！」
2人共傷だらけの身体だったが、立ち止まっている暇はない。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！レインの話は勿論ですが、オムライスのエピソードも考えてはいるので、出せるように頑張ります！ (5月1日 15時) (
レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 今後、レインがどうなってしまうのかとても気になります。レインが敵になると、とても強そうですね（笑）話の内容が、今後どうなるか気になります！なにげに、夢主がオムライスを作っているところ、食べているとこがみたいです。 (4月30日 16時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - 夏目海さん» 迷惑にならなくて良かったです........！この作品大好きです、これからも頑張ってください！(⑉･ ･⑉) (2023年4月7日 12時) (レス) id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 冬眠。さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。気を付けてるつもりなのですが、結構誤字もあるので、教えて頂けるととても有り難いです…！ (2023年4月7日 10時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - コメント失礼します。和心一閃の回ですが、レッドとレインのセリフが逆になっている気がしました。迷惑でしたら申し訳ないのですが…一応報告させていただきました。( . .)" (2023年4月7日 1時) (レス) @page33 id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年2月19日 8時
