龍姫と桔梗の策略 ページ15
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ｻﾝｼﾞ「あの男…、」
スパンダムを殴り飛ばした男に、麦わらの一味は見覚えがあった。
ｽﾊﾟﾝﾀﾞﾑ「ってめェ、どうやって逃げ出した！？」
ﾚｲﾝ「親切なお嬢さんが出してくれたぜ」
レインの隣に立つ女に、スパンダムは殺気だった。
ｽﾊﾟﾝﾀﾞﾑ「てめェキキョウ…！裏切りやがったのか！？」
ｷｷｮｳ「スパイを送り込むのは、何も政府だけの専売特許じゃないんですよ」
ｼｱﾝ「成程、つまり貴女は初めから姫君と手を組んでいたと…」
キキョウはゆるりと笑みを浮かべた。
『私は、龍の国現王妃カンナ様の直属の配下。前王妃ツバキの娘である龍の姫が…二度と龍の国に足を踏み入れる事を、決して許してはならない』
『……』
『…というのが表向きの立場です』
それは、Aとキキョウの2人の間で交わされた、他の誰にも知らせなかった策略。
『私の真の主(ｱﾙｼﾞ)は別にいます。その主の命はこうです。“龍の姫の力になる事”』
『…その主とは誰だ？』
『主は自分から名乗る気はないと申しておりましたので、私からその名を告げる事はできません。…ただ、貴女の旅人時代の行動は全て調べさせて頂いております』
信じるべきか否か、疑心の混じるAの目を、キキョウは真っ直ぐに見つめた。
『貴女の性格上、レインを救おうとされてもおかしくはないと、主は予想していましたので』
『！』
『彼を助けるには、大きな課題がありますーーーーー』
『……それなら、』
ｷｷｮｳ「レインさんを救うには、彼の警備の目を欺く必要がありました」
ｼｱﾝ「…成程、ニコ・ロビンとカティ・フラムがここに来れば、CP9はそちらに集中する。そして、姫君の元に私とレッドが行く、と」
ｷｷｮｳ「ええ。その面々さえ離れてくれれば、レインさんを助ける事は難しくありません。一般兵士程度ならどうとでもなります」
助け出せてしまえばこちらのもの、とキキョウは告げた。
ｼｱﾝ「しかしその為に自らを犠牲に？随分とご自分の価値を見誤っている」
ｷｷｮｳ「……いいえ、姫様はご自分の首の価値をよく理解なさっていますよ」
少しだけ気に入らなそうな声音で、キキョウは呟いた。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！レインの話は勿論ですが、オムライスのエピソードも考えてはいるので、出せるように頑張ります！ (5月1日 15時) (
レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 今後、レインがどうなってしまうのかとても気になります。レインが敵になると、とても強そうですね（笑）話の内容が、今後どうなるか気になります！なにげに、夢主がオムライスを作っているところ、食べているとこがみたいです。 (4月30日 16時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - 夏目海さん» 迷惑にならなくて良かったです........！この作品大好きです、これからも頑張ってください！(⑉･ ･⑉) (2023年4月7日 12時) (レス) id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 冬眠。さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。気を付けてるつもりなのですが、結構誤字もあるので、教えて頂けるととても有り難いです…！ (2023年4月7日 10時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - コメント失礼します。和心一閃の回ですが、レッドとレインのセリフが逆になっている気がしました。迷惑でしたら申し訳ないのですが…一応報告させていただきました。( . .)" (2023年4月7日 1時) (レス) @page33 id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年2月19日 8時
