検索窓
今日:2 hit、昨日:8 hit、合計:46,171 hit

# 12 ページ12






その日の帰りの夜も月はあがっていた。






ひま「あぁ〜楽しかったなぁ」


「そうだね」


ひま「イルカショーの時の京介の顔がすんごく面白かった(笑)」


「やめろ(笑)」






最後は楽しそうにしているひまをみて安心した。






ひま「また明日からも仕事頑張ろうね!」






その笑顔があればなんでも頑張れるよ。と心の中で呟いたけど、それを口にすることはせずに






「だな」






と、言った。


今日はもうひまの辛い顔を見なくて済む。
そう思っていたのに、




またアイツはひまを泣かせるんだ。






ひま「…っ」






とある夜の公園で、

とある美男美女のカップルはキスをしていた。


それは確かにさっきこの目で見た恋人だった。




ひまは次第に目に涙を浮かべた。






ひま「ごめっ…今日はありがとね」






そんな顔で帰って欲しくなかった。

さっきまでの楽しそうだった顔でたくさんの楽しい思い出を思い出しながら帰って欲しかったのに。



だから、俺は






「待って」






彼女の腕を引っ張って、






「そんな顔で帰らせない」






そう言って腕を引っ張りながら歩いた。








# 13→←# 11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (90 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
286人がお気に入り
設定タグ:藤牧京介 , INI , 日プ2   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:東雲 | 作成日時:2021年7月25日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。