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No.3廊下にてー先輩side ページ3

俺、智樹には今気になっている奴がいる


同じ剣道部で友達の大輔の妹、1人年下のAだ
いつもうるさい大輔と違いAはおとなしいタイプだ
それに何と言っても危なっかしくてしかたがない


昨日だって階段で転びそうになってたし


でも、だからほっとけないっていうか、守ってあげたくなるっていうか…


そんなことを思って歩いていると、


あ「うわぁ」


と声がした


智樹「A!どうしたんだ」


目の前にはたくさんのノートを落としたAがいた


2人でノートを拾い集めながら聞く


智樹「どうしたんだ?こんなにたくさん」


あ「先生に職員室まで運んでくれって頼まれて。すみません、手伝ってもらっちゃって」


申し訳なさそうにAが言った


智樹「いや、大丈夫だけどさ、危なっかしいんだから無理するなよ」


あ「はい」

ノートを拾い終わりそれを持って立ち上がる


あ「先輩?大丈夫です!私が持ってきますから」


智樹「いいよ。ついでだし。それにまた落としちゃったら大変だろ」


そのまま歩き出すと、ピョコピョコとついてくる

あ「ありがとうございます」


智樹「だからいいって」


そういうとどこか照れた風にAが言葉を続けた

あ「なんかいつも智樹先輩には助けられてますね。本当ありがとうございます」

智樹「…っ」


そんな不意打ちの感謝の言葉に胸がドギマギした


そんなのAだけだっつーの


心の中でそう呟いた

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設定タグ:名前変換オリジナル , 短編 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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Mizuho - どうしてこんなに評価が低いの?全然面白いのにな〜。 これからも頑張って下さい! (2015年6月23日 22時) (レス) id: 67cc3aa9ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水無月 | 作成日時:2015年1月31日 23時

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