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選択の過ち ページ6
伊沢side
伊沢「はあ…」
つい勢いで店をとび出しちゃったけど、俺何してんだろ
ただ水上とAが仲良くしてただけで嫉妬して、何も悪くないAにぶつけて…
伊沢「…彼氏として最低じゃん、」
ピロン♫
…水上からLINE？
伊沢「っ…！」
水上から送られてきたのは、Aが泣きながら水上に抱きしめられている写真だった
伊沢「また…！」
一瞬怒りの感情で心がうめ尽くされたが、すぐに冷静になった
俺が泣かせてしまったのだから、Aを慰めてくれている水上に感謝するべきだ
そしてすぐに水上から文章も送られてきた
水上「今すぐお店の近くの✖✖公園に来ないと、Aは俺がもらいますよ」
…俺はどうするべきなのだろうか
Aを迎えに行ってもいいのか？
俺にその資格はあるのか？
駄目だ…俺が隣にいたらAを泣かせてしまう
傷つけてしまう…
俺より水上が彼氏の方がいい
水上ならAを大切にしてくれる
そう思い俺は、水上に返信をせずにスマホの電源を切り家に向かって走った
走ってる間、Aとの思い出が頭をかけめぐり、辛くなってきた
本当はAを迎えに行きたい
水上から奪い返して、Aに謝りたい
けど、Aの幸せを願うのなら…
俺は行ってはいけない
だから俺は重い足を動かし、公園とは逆方向の自分の家へと急いだ
じゃあな、A
幸せになってくれ
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作者名：フェアリー | 作者ホームページ：http://kirito&asuna
作成日時：2019年6月12日 22時
