ブラックマジシャンガールll【はじめしゃちょーの畑】 (ページ21)

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護ってくれる王子様ページ21

Aside

ちょっと今回は怖い話。

『なんか、ストーカーって怖いなって思ったんですよ。』

昨日のこと、用事があって静岡駅まで行ってて、

用事が済んで、夜中に帰ってた。

そしたら、後ろになんか感じるなぁって思ってて。

けどそういうホラー的なの気にしない人だから、無視してたんだけど。

どうも離れないからふっと振り向いた。

ここで私の敏感さが働いた。

男の人が居るって。

はじめさんとかの企画かなんかかと思ったけど、このご時世はじめさんはそんな事しない。

後ろに気配を感じて振り向いたら、人が居るってさ、幽霊より怖くない？

一回HAPに戻ろうとしてたから、どうしようか迷った。

もし視聴者さんだったら、確信を決められるから。

ただここで自分の家に戻っても特定される。

だ「えなにそれめっちゃ怖いじゃん。」

『もう泣きたかったです。ほんとに無理だった。』

これは完全にストーカーだと気付いた。

どうしたら良いのか分からなかった。

ただ、家に帰るのだけはやめよう。そうとだけ思った。

誰かと出くわすことを願って、ずっと歩き回った。

そしたら、その時は来た。

ここら辺で高身長と言えば、あなたしか居ないでしょ？

『はじめさんっ！』

ストーカーに勘付かれていい。

確信されてもいい。

ただ、怖かった。助けが欲しかった。

は「Aっ！？」

はじめさんの所に走った。スニーカーで良かったと思う。

は「どうしたの！？何で泣いてんの！？」

しっかり筋肉がついた体に抱きついた。

はじめさんは受け入れてくれた。頭を撫でてくれた。

『あれっ…怖…った…』

一瞬ではじめさんは察したんだと思う。

それと同時に、男もどこかに逃げて行った。

は「マジかよ…一旦家帰ろ。話聞くから。」

全部話した。はじめさんは一度経験してるからか、共感しながら聞いてくれた。

ーーー

は「本当にびっくりした…泣きながら急いでこっち来るんだから。」

た「けどマジで怖いっすね。はじめさん居なかったらどうなってたか…」

しっかりトラウマと化してしまい、夜に外を歩くのが怖くなった。

ただ、もう二度とこんな真似を誰もして欲しくない。

『はじめさんには感謝してもしきれません…王子様かと思いますもん。』

は「王子様っ…！！かっこいい！」

日本一の高身長な王子様は、私の幼馴染です。

昔の私に言っても、きっと信じてくれないけどね。