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｢..........、え？｣
｢あぁ、いや、ちゃうんです。忘れてください。｣
焦りからか砕けるトントンの言葉にAは困惑するばかりである。同じことを何度も言うトントンはこれでもかというほど顔を赤面させていた。先程の表情と打って変わって可愛い表情で前言を撤回させられて、慣れない光景に彼女は言葉を詰まらせていた。
しばらくすると落ち着きを取り戻すトントン。Aは忘れる気はないことを素直に述べるとまたトントンは顔をに熱を帯びていくのを感じた。
｢も、もし、本当にお嫁さんになってくれはるんでしたら、そのときは死ぬまで貴方をお守りします。｣
ちゅっとリップ音が聞こえてくる。トントンはAの手の甲にキスを落としていた、が。なんだかぎこちない。Aはトントンの忠誠の意を受け取ると、思わず笑ってしまった。話したときから初な一面を持つトントンだったがここまで初々しいしくプロポーズされたのは初めてである。
Aの父親が心配していた相性は、問題無さそうだった。
そろそろ太陽が顔を隠す時間帯。久しぶりに濃い一日を過ごしたAにとってトントンとの別れは惜しいものだった。彼女の綺麗な双眼はトントンの赤い瞳を捉えると、
｢またお会いしましょう、トントン様。｣と。
両方の父親が唖然とする中で、トントンは驚く様子もなく彼女の言葉を受けいれて、そして対抗するかのように帰り際に彼女に一言。
｢＿＿良い返事を待っていますよ、A様。｣
【(いい返事をお待ちしていますよ、Aお嬢様。)】
トントンはいつになく真剣な表情をしていた。
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因幡 - 続き楽しみにしてました… (2020年4月24日 13時) (
レス) id: c0af763869 (このIDを非表示/違反報告)
えりか(プロフ) - こんばんは、初めてコメントさせていただきます。設定やストーリーがとても面白いです！続きがどうなるのかとても気になるのですが、もう物語を更新する予定は無いのでしょうか？ (2020年2月29日 2時) (レス) id: bcece27663 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きっくん x他1人 | 作成日時：2019年10月13日 21時
