まふくんって声高いよね。【歌い手】

番外編:お誕生日 ページ15

〜Aside〜



「ねー！これってどこー！？」



翔太は大きなお皿を持って、話しかけてきた。



それ、さっき言ったんだけどなぁ……。



『そこのテーブルの中央に置いて〜。』



翔太はOK！と返事して物を置いていく。



朝から大忙し。なんだって、今日はまふくんの誕生日。



まふくんには、私の家でゲームをしようと誘ってある。



つまり、サプライズパーティーというわけだ。



「ほらー、後ちょっとでまふ来るぞー。」



そらるさんがのんびりしながら、そう教えてくれた。




「ちょっと彼方！！暇があったら手伝ってよー！！」



一緒にケーキを作ってる絢香がそう言うが……



「俺は今ゲームで忙しいのー。」



『そんな事言って単にゴロゴロしてるだけじゃないですか……。』



全く動かない。



まぁいいか、とか思いながらケーキを作っていく。









『「出来たー！！」』



約束の時間の５分前に、なんとか作り終えることが出来た。



テーブルの装飾チームもなんとか終わったらしい。



ピンポーン。



おっ。まふくん、来たかな〜……？



私は玄関の処まで行って、ドアを開ける。



『はーい！いらっしゃい、まふくん！』



「ど、どうも……！お邪魔しまーす。」



私は敢えてまふくんの後ろを歩いて、リビングまで行く。





まふくんが扉を開けると同時に皆が一斉にクラッカーを鳴らす。



「「「「「『まふ！/まふくん！お誕生日おめでとうー！！』」」」」」



「えっ！？えっ、……ええっ！！？」



まふくんはすごくまばたきしながら、驚いている。




サプライズ、成功だね。



「まふ、おめでとう。」



そらるさんが、そう言ってプレゼントを渡すと、それに続いて皆も渡していく。



私も、プレゼントを渡す。



『まふくん、おめでとう！……って！？だ、大丈夫！？』



まふくんを見ると、泣いていた。



「あ、Aがまふを泣かしたー。」



『ちょっと、そらるさん！！私、泣かしてませんよー！』



「ご、ごめんなさいっ……嬉しくって……！」



まふくんは笑いながらそう言って涙を拭いてる。



微笑ましくて、思わず笑ってしまう。



『目一杯楽しんでね、まふくん！』



「っ、うんっ！！」



今日は、おめでとう。まふくん！






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本当におめでとうございます！まふまふさん！！

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