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ーangle:智
「失礼します」
ドアをノックし、俺らは第1会議室に入った。
「な、なんだね？急に」
偉い方々が一斉にこちらを見た。
「何も聞いてないぞ」
「今会議しているんだ。出ていってくれないか」
翔ちゃんが俺らより一歩前に出た。
櫻「お話があります」
翔ちゃんの口から話すほうがいいと考えた俺らは、翔ちゃんに全てを委ねていた。
「は、話…？」
「まったく勝手に入ってきて…。マネージャーは？」
「私が連れてきました。嵐総合マネージャーの佐藤です」
「つ、連れてきた…？」
「はい」
「まったく、常識がなってないんじゃないのか？」
「そのご指摘はごもっともです。ですが、どうしても皆さんにお話ししたいことがありまして…。聞いていただけないでしょうか？」
やっぱり佐藤ちゃんについてきてもらってよかった。
事務所の偉い人たちとも話ができるし、何より心強い。
偉い人たちは少し話した後、
「わかりました、聞きましょう」
と言ってくれた。
櫻「ありがとうございます」
翔ちゃんは深呼吸をして、話し始めた。
櫻「単刀直入に言います。上野を辞めさせないでください」
「…な、何故だ？彼女は嵐のファンだったんだぞ！？」
会議室はざわついた。
櫻「彼女は僕の、嵐の大切なマネージャーです。彼女は確かにファンではありますが、ちゃんと節度を守って僕らと接してくれています。彼女は明るくてまっすぐで優しくて気が利く、最高のマネージャーです。だから、彼女を辞めさせないでください、お願いします！」
大相二松「お願いします！」
僕らは頭を下げた。
「私からもお願いします。彼女に辞めてもらっては困るんです」
佐藤ちゃんも頭を下げてくれた。
「し、しかしだなぁ、そうは言ってもファンを事務所で働かせるわけには…」
松「彼女がファンであることを隠していたのは、何か理由があるはずです。それを聞いてからでも遅くはないと思います」
二「彼女には僕たちだけじゃなくて周りの人みんなを笑顔にする力があるんです」
相「本当にいいマネージャーなんです」
「僕らの大切なマネージャーの1人なんです」
「そう言われても…」
すると突然、ドアをノックする音が聞こえた。
「失礼します」
この声…！
「まったく今度はなんなんだ！」
「嵐櫻井翔担当マネージャーの上野Aです」
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作者名：なつらい | 作成日時：2018年8月5日 17時
