85. 至と祐也�� ページ32
…祐也さんは意外と気さくで、見た目に反してよく笑う人で、すぐに馴染めた。
普段聞けないような会社での話をしたりして、すごく楽しい。
A「…そういえば、至さんと祐也さんはどうしてこんなに仲良くなったんですか？」
至「うーん…何でかな」
祐也「最初はすげぇ嫌ってたのにな、お互いに」
A「そうなんですか？」
至「うん。祐也が一方的に嫌ってただけだけど」
祐也「胡散臭かったからな、お前」
祐也さんがタバコをくわえ、火をつける。
先端が灰になり、白い煙が天井に伸びていく。
A「もしよかったら、聞いてみたいです。2人の話」
祐也「そんなに面白くねぇぞ？」
至「それでも聞く？」
A「ぜひ！お願いします」
至さんと祐也さんが顔を見合わせ、フッと笑う。
祐也「最初に会ったのは…確か、入社式だよな」
至「そうそう。あの時祐也がいきなり…」
――めんどくさい。
…仕事を始める前からそう思ってた。
入社式。
別に参加するのはいいけど、何でこういうのってムダに挨拶とか長いの。
こんな話聞く時間あるならゲームしたい。
「あの…これからよろしくお願いします」
至「ああ、うん。よろしくね」
隣にいた子に話しかけられて、思わず笑顔で返事をする。
すると、周りにいた他の子も同じようにどんどん話しかけてくる。
(あー…やっぱこうなるか…)
正直マジウザだけど、邪険にはできないし。
適当に返事して笑ってると……視線を感じた。
その相手は…知らないヤツだった。
背が高くて、タバコを吸いながらジーッとオレを見てくる。
…目が、合った。
至「何？オレに何か用？」
王子様モードのまま話しかけると、ソイツは不機嫌そうに目を細めた。
「…お前、オレのペアだろ」
至「…あ、ホントだ」
ウチの会社は最初の半年間、ペアを組んで分担して仕事をする。
…首にかかっている社員証を見る。
金城祐也
番号が同じだから…オレの相手はコイツか。
至「よろしくね、祐也」
祐也「は？お断りだ」
それだけ吐き捨てると、スタスタと歩いて行ってしまった。
(………ん？)
…え、なに今の。
――コレが、オレと祐也の出会いだった。
、、、、、、
『祐也さんって、人を見つめるのクセなんですか？』
祐也『ん、悪いか？』
至『単純に怖い』
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
