83. イケメンヘビースモーカー ページ30
――数日後。
…至さんの会社の前で、そわそわしながら待ち合わせをする。
(至さん、仕事終わるのもうすぐかな)
――今日は、至さんの会社の同僚の方に会う日。
以前、至さんから少しだけその人の話を聞いてはいたけど…。
(どんな人か気になるな…)
「そこで何してんの？」
A「えっ…！あ、その…」
声をかけられ振り返ると、背の高い男の人がタバコをくわえながら立っていた。
(しまった…会社の前だったから、邪魔だったかな)
「迷子か？」
A「あ、いや、そうじゃなくて…」
「だよな。…高校生？」
A「は、はい…」
「ふーん…」
何か考えるようにジーッと私を見る。
え、えーっと…こういう場合どうしたら…。
(とりあえず、ここから離れよう！)
A「その、すみませんでした！それじゃあ…」
「待てよ」
肩を掴まれて引き止められ、思わずビクッとする。
そのまま またジーッと私を見つめる。
「違ったら悪い。アンタもしかして…」
A「っ……」
――その時。
誰かが男の人の背中を叩いた。
至「何してるの」
A「っ…至さん…！」
至さんだった。
パッと顔を輝かせると、その人は私と至さんを交互に見た。
「なんだ、遅かったな」
至「そっちが早すぎるんだよ。後、オレの彼女に勝手に触らないでくれる？」
「人聞き悪い言い方するな。引き止めただけだ」
(…知り合い、なのかな？)
男の人が手を下ろし、至さんが私の頭を撫でた。
至「A、大丈夫？」
A「は、はい…」
「やっぱその子か。お前が話してたの」
至「うん。とりま自己紹介して。軽く混乱してる」
「だな」
タバコの吸い殻をきちんとケースに入れて、軽く咳払いをした。
「金城祐也だ。さっきは驚かせて悪かった」
A「金城さん……あ！じゃあ、この人が？」
至「そう。ね？ムダにイケメンなヘビースモーカーでしょ」
祐也「何でそんな変な情報だけ言ってんだよ。てか、オレの顔くらい写真とかで見せとけよ」
至「祐也の写真入れたらスマホ重くなりそうだからね」
祐也「死ね」
至「冗談。じゃ、行こっか」
A「あ…はい！」
この人が…至さんの…。
話してる二人はすごく仲良さそうで、楽しそうで。
(…優しそうな人でよかった)
そのまま至さんの車に乗って、3人でレストランに向かった。
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Mina(プロフ) - 姫林檎さん» ひめりんごさん！嬉しいお言葉ありがとうございます！( .. ) 亀更新ですみません…(泣) これからもがんばります(^^♪ (2017年10月28日 9時) (
レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
姫林檎 - Mina様初めましてひめりんごと申します。毎度毎度更新させれるのを楽しみにしていますヾ(●´∇｀●)これからも頑張ってください！ (2017年10月28日 1時) (レス) id: 30815a9d4d (このIDを非表示/違反報告)
Mina(プロフ) - pineさん» すみません！外しておきますね。ご指摘ありがとうございます！ (2017年9月7日 17時) (レス) id: da5037e298 (このIDを非表示/違反報告)
pine(プロフ) - オリフラ外してくださいね (2017年9月7日 6時) (レス) id: 3bc5a1844b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mina | 作成日時：2017年9月7日 1時
