キンプリ専属マネージャー (ページ33)

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朝、おでこの冷たい感覚で目が覚めた。

岸「…あ、起きちゃった？」

「…岸くん、おはようございます」

身体を起こそうとすると、
そのままでいいからって寝かされた。

岸くんがじぃーっと私を見つめている。

綺麗な顔してるなぁって、
頭があんまり回らなくて
私もぼーっと岸くんを見つめる。

そしたら岸くんの顔がどんどん真っ赤になっていって、

岸「__お、俺顔になんかついてます！？」

「違います！すみません。寝起きで寝ぼけてたのかもしれません、綺麗な顔だなーって思わず見ちゃっただけです！」

人の顔ずっと見るなんか失礼だよね。

顔を背けた岸くん、横から見える耳まで真っ赤になっているのが見えた。

「もう出る時間ですか？朝ごはん準備しますよ」

岸「いや、大丈夫！自分たちで食べたし…俺はその…」

何か言いたいことがあるのか口をモゴモゴ。

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あ、わたし岸くんに謝らないとダメだ
昨日のこと。

身体を起こして岸くんと向かい合う

「岸くん、ごめんなさい！」

岸「え！ちょっ、え！？か、顔あげてください！」

岸くんに言われてゆっくり顔を上げる
そしたら

岸「俺の方こそごめんなさい！！
今までAさんが俺たちのことを思って色々頑張ってくれてたのにキツイこと言って…俺ずっと昨日から気にしてて、、」

岸くんは何も悪くないのに
わたしが悪いのに。

「岸くんは悪くないです。私昨日たくさん反省しました。プラマネとしての自覚が足りませんでした。
今回の件はいつか必ず挽回します。」

岸「だったらこうしませんか？Aさんは今日、絶対に無理して仕事しないでください。
いわげんは今日1日オフだし、メンバーたちも自分たちでやれることはあるので。俺たちに頼ってください。」

強い口調で言う岸くん、
やっぱり最年長なんだなっておもう

ほんとはやりたい仕事たくさんあるけど、
今は早く体調を治すことを優先させないとダメだ。

「分かりました。約束します」

私が頷くと、
岸くんの大きな手が伸びてきて
私の前髪をわしゃわしゃする。

岸「よかった！これで今日の仕事集中できるわー！！」

じゃあね～約束！と言いながら
岸くんは部屋を出ていった。

太陽みたいな笑顔だと思った
私の心の奥にある固まりが少し解けた気がする。
岸くん、ごめんね。ありがとう