キンプリ専属マネージャー (ページ32)

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「すみません……」

涙を止めたいのに
私の気持ちとは反対にどんどん溢れてきて、
恥ずかしくて両手で顔を覆う。

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平野「大丈夫だよ。泣いていいよ」

ふわっと彼の甘い匂いに包まれる。
いつもなら離れて！って言うのに
今日は彼に身体を委ねてしまう。

神宮寺「…無理しすぎなんですよ」

神宮寺くんも優しく私の頭を撫でる

神宮寺「1人で抱え込みすぎ。俺たちにももっと頼ってほしいです。」

「そんな優しくされたら余計泣いちゃいます…」

2人は顔を見合わせて笑う

平野「そんなの俺たちどうしたらいいんだよー笑」
神宮寺「Aさんたまに抜けてる笑」

私が思っているよりもずっと2人は大人だった。

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そのまましばらく泣き続ける私を
2人は優しく見守ってくれた。

その後追加で持ってきてくれたゼリーを食べて市販薬を飲んだ。

いい歳した大人が、歳下の男の子に
泣き顔を見られるなんて…って思ったけど
今日はいつもより安心して眠りにつけた。

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