キンプリ専属マネージャー (ページ19)

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19☆平野side ページ19

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目の覚ますともう12時を回っていた。

メンバーからLINEが入っていて、
玄樹と俺以外は自宅に戻ったらしい。
鈴木さんからも明日は10時に寮まで迎えに行くと来ていた。

デビューしたことによるプレッシャーの中で
どんどん増える仕事、ドラマの撮影で
かなり疲れていた。

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ぐぅ～～

あ、俺夜ご飯食べてなかった
お腹空いた
何か冷蔵庫にあるかな

ベットから起き上がって、
真っ暗な1階に降りる

Aさんも、もう寝たんかな。

ん？

1階奥の部屋から電気が漏れてる。

あそこは…ダンスルームだよな。

玄樹まだ練習してんの？脅かしてやろうかな

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音を立てないように廊下を歩いて
そーっと扉を開ける

…！！！

無音のダンスルームで
踊っていたのは、Aさん

内に秘めた自分の感情を吐き出すように
自由に踊っている。

俺は小さい頃からずっとダンスやってたから
ダンスにはプライドを持って取り組んでいる方だと思う。

だけど、目の前で踊るAさんは
そんな俺が悔しくなるぐらい
しなやかで綺麗で、情熱的なダンス

「……」

声をかけるのも忘れて
俺は彼女のダンスに魅入ってた。

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鏡の中で微笑みながら、どこか切なそうな表情で踊るAさん、

その顔が欲しいって初めて思った。

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