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大嫌いな夏の日差しをお気に入りの日傘ですり抜けて、久しぶりの校門をくぐる
ずーっと寝てたせいで久しぶりに寝坊した
ぜんぜん気分が上がらないのは、久しぶりの登校と、ついに再会しちゃった恋の気持ちと、休み明けの席替えのせいだ
先生にバレないようにこっそり教室に入ると朝のホームルームにみんなもう揃ってて、今日でこの席もバイバイかなって北斗くんの隣に座る
北「寝坊？」
『ちがう眠かっただけ』
北「それを寝坊というんだよ、ほらクジ来てる」
『引きたくないなあ』
義務だからねって小さく呟いた北斗くんに、なんだろ？って思いながら
ちょうど回ってきたくじを引いて、北斗くんに回す
いざ好きって気づくと、ちょっと指が重なるだけで体が熱い
北斗くんも私と離れたら寂しいのかな？
ドキドキしながらクジを開いて、席に照らし合わせる
窓から二列目のえっと あれ？
樹「やばいやばい俺いっちばん前なんだけど Aは？」
『今の北斗くんの席』
樹がまた1番後ろじゃんって怒ってると、横からマジかあって声が聞こえて
京「Aの右引いちゃった さいあく」
『さいあくってなに』
お互い最悪なんていいながらハイタッチする
いいなーいいなーって言ってる樹に笑ってると、北斗くんが私の机のそばに立った
北「ここ俺の席だから移動してもらっていい あ、交換か」
驚いてる私たちを横目に北斗くんはドサッとカバンを置いた
うそでしょ 席替えなんていっても私と北斗くんはただ席が左右に入れ替わっただけで
右に大我、左に北斗くん なんて何とも落ち着かない配置
嬉しいような、嬉しくないような、変な気持ちで席に移動してもやっぱり落ち着かなかった
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はむ(プロフ) - 翡翠さん» ありがとうございます！設定はこだわっているので褒めていただけて嬉しいです、今後ともよろしくお願いします (2022年2月5日 22時) (
レス) @page21 id: e9203654aa (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - 物語から設定までめっちゃ好きすぎます、！更新楽しみにしてます、！ (2022年2月1日 18時) (レス) @page5 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむ | 作成日時：2022年2月1日 13時
