No.269 ページ30
ｻﾎﾞ｢これ、森の中に落ちてた｣
ｺｱﾗ｢…ねえ、どういう事なの？｣
ｻﾎﾞ｢言わなくてもわかるだろう、一緒に調査したんだから。
…考えたくなかった、一番最悪な展開だよ｣
ｺｱﾗ｢そんな…っ｣
ﾊｯｸ｢ビブルカードはっ？
サボ、Aのビブルカードは作ってないのか?!｣
ｻﾎﾞ｢作ってたら！ 作ってたら、悠長に戻って来ず、オレ一人で奪いに行ってるさ!!｣
居場所がわからない、一人で捜し回っても埒が明かない。
だから戻って来た、Aを確実に連れ戻すために。
ｻﾎﾞ｢おい、お前ら｣
そもそもの元凶とも言える彼らを呼び止め、一つだけ指示を下す。
｢見張りも含めた全員を、この場に集めろ｣と。
全員が集まった食堂、今回は少数で訪れた事もあり、現地で集合したメンバーを含めても、人数は20名ほどしかいない。
ｻﾎﾞ｢皆、訊いてくれ。
…Aが攫われた｣
その一言で、ざわっとざわめきが起きる。
それが静まるまで待つなんて余裕はなく、強引に話しを進める。
ｻﾎﾞ｢詳しい事情は話せないが、Aは世界政府から狙われている。
Aを攫ったのは、恐らく政府の人間だ｣
早く助けに行きたい。
例えA自身が戻りたくないと思っていたって、オレはAを連れ戻す。
ｻﾎﾞ｢世界政府にケンカを吹っ掛ける事になる、
下手すれば全面戦争だ。
それでもオレは、Aを取り戻したい！
だから悪い、全員…オレに力を貸してくれ！｣
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三暁 那保(プロフ) - オランジェさん» コメントありがとうございます！ とても嬉しいです！ ｢ユメうつつ｣は次で完結の予定です。ハッピーエンド目指して頑張ります！ 応援のお言葉、本当にありがとうございます。もう暫く、この物語にお付き合い頂ければ嬉しいです！ (2019年10月11日 23時) (
レス) id: 7810e58c3c (このIDを非表示/違反報告)
オランジェ(プロフ) - ここまで本当にお疲れ様です。陰ながら応援していましたが、最後の場面で感動して、これは感謝を伝えねば！！っと思い今回コメントしました。これからも頑張って下さい！ (2019年10月11日 22時) (レス) id: 6c614d1ce6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2019年8月11日 19時
