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戻って来ると、
サボはまだ俯いていた。
コーヒーと一緒に取ってきた角砂糖を一つ、
ポチャンッとコーヒーの中に入れる。
さらにミルクを注いで、ティースプーンでかき混ぜれば、真っ黒だった中身はベージュ色に変化した。
｢はい｣とコーヒーをサボの前に置く。
貴｢もう一度飲んでみて｣
首を傾げながらも、サボは素直にコーヒーを口にした。
ｻﾎﾞ｢…甘い｣
貴｢それもコーヒーだよ。
さっきのと違って美味しいでしょ？｣
コクッと小さく頷くサボの頭に手を乗せて、
その金色の髪をそっと撫でる。
貴｢あのね、無理して大人になろうとしなくていいの。
これから色んな事を知って、学んで、ゆっくり進んでいれば、嫌でも世間から大人と認識される。
時間をかけて成長して、そんでいい男になりな｣
ｻﾎﾞ｢……それまで待っててくれるのか？｣
貴｢え？｣
ｻﾎﾞ｢オレが大人になるまで、
Aは待っててくれるのか？
オレは早く大人になりたいんだ、Aと並んで釣り合えるようになりたい！｣
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三暁 那保(プロフ) - 岡本 珠理奈さん» お読み下さってありがとうございます！ 私もう、サボ以外書けない気がします(笑) 妄想の詰め合わせでしかありませんが、楽しんでもらえるよう尽力する所存です！ お気遣いありがとうございます。無理しない程度に頑張ります！ (2017年8月18日 19時) (
レス) id: a75da1e993 (このIDを非表示/違反報告)
岡本 珠理奈(プロフ) - やった、三暁さんの新作ですね！！三暁さんの作られるサボ小説、本当に大好きです！ご無理をなさらないように更新お願いします。 (2017年8月18日 17時) (レス) id: 05e4939074 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三暁 那保
| 作成日時：2017年8月18日 15時
