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そして文化祭当日
ツバメが一人で大きなお鍋をかき混ぜてるところに油森たちが薪を持ってきた。
玲奈「6人で何する気?」
南「それじゃ材料も足りないんじゃない?」
するとそこにクラスの子たちが次々と野菜やミルクを持ってやって来る。
ツバメ「みんな…」
?「これもどうぞっ」
集まってきた人達の後ろの方から声がすると黒い塊が飛んできて、ツバメがそれをキャッチした。
みんなが道をあけるとそこには美森の姿。
玉子「なに?これ…」
美森「トリュフだよトリュフ。そんなのも知らないの?」
南がすかさず美森に詰め寄る。
南「ちょっと何してんの!?」
「なつき…」
不安になって夏樹の手をぎゅっと強く握る。
美森「あたしね、ずっと自分に嘘ついてたの。本当は笑うのヘタなんだ。頑張って笑い上手になったの。…だから、皆の笑顔が降りかかってるシチューを、みんなと一緒に食べたい。」
そう言うと美森は南にプラチナリングを返した。
美森「いいかな…?」
油森「…これ、切ってくれないかな?」
美森「…ありがとう。……ごめんなさいっ」
その様子を見た南を先頭にわたし達はその場を後にした。
エミリーとタクトが羨ましそうに美森たちを見てる。
南「あんた達も行きたいなら行けば。」
そう言うと美森のプラチナリングを投げ捨てて早足で歩いていく南。
みんなも南のスピードにあわせて歩くから、普段皆より歩くのが遅い私はやや小走りでみんなに着いていく。
「…はあっ、」
夏樹「…悪い、A」
「んーん、平気。」
なんだかとっても寂しくなって夏樹の手をぎゅっと握った。
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ゆい - 更新頑張って下さい!(о´∀`о) (2015年7月24日 20時) (レス) id: 933147d2c0 (このIDを非表示/違反報告)
夏ッピー - とあさん» 更新頑張って下さい! (2015年5月31日 21時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 良かったです! (2015年5月7日 22時) (レス) id: 9f2d842dd7 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます(*^^*)以前の番外編、良かったですよ!またあの続きが見たいなって思ってます!(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年5月7日 21時) (レス) id: fe181e5349 (このIDを非表示/違反報告)
とあ - いちごさん» ありがとうございますo(^_^)o更新は遅くなってしまいますが精一杯頑張りますのでご愛読頂けると嬉しいです。 (2015年4月12日 9時) (レス) id: c43fd2cf44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とあ | 作成日時:2015年4月4日 16時