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響「Aさん!大丈夫!?」

そう言って慌ただしく保健室に入ってきたカウンセラー。
落ち着いて診察を済ませると俺たちに貧血だと言って再び慌ただしく保健室を出ていった。

波留「貧血で済んで良かったな。」

エミリー「ほんと。大きな病気とかじゃなくて良かった。」

Aが貧血だと分かって安心したのか和やかな雰囲気で会話をするみんなをよそに一言も言葉を発さずにAの手を握り続けてる夏樹。

「…ん、」

暫くして目を覚ましたA。

美森「A!」

玲奈「A!よかった、目覚めたぁ…」

タクト「ほんとによかったぁ…」

「しんぱい、かけてごめんね…?」

寝起きでまだふわふわした話し方のA。

波留「気にすんなって。な?陸。」

陸「おう。」

南「Aも無事に目が覚めた事だしそろそろ私たちは教室に戻りましょ。」

美森「えー、まだここにいたいー!」

玲奈「わたしもー!」

タクト「おれもー!」

波留「はいはい行きますよー」

南「また後でくるから。じゃあね。」


You side

南たちが出ていって暫くするのに一言も話さない夏樹。

「なつき…?」

夏樹「…バカ」

「わあっ」

突然ぎゅっと抱きしめられてびっくり。

夏樹「無理すんなって言ってんだろうが。」

「ごめんなさい。」

夏樹「…怖かった。Aが居なくなりそうな気がして」

「ふふ、大丈夫だよ。だって私、夏樹がいないとどこにも行けないもん。」

夏樹「…ふは、そうだな。」

そう言って頭を優しく撫でてくれる夏樹。
やっぱり夏樹がいなきゃダメだなあ、私。

「みんなにも迷惑かけちゃったなあ…」

夏樹「気にすることねえよ。」

「でもなんかお詫びしたいし…何がいいかなあ…」

夏樹「んな事より今は休んどけ。またぶっ倒れんぞ。」

「夏樹がいれば倒れてもすぐ助けてくれるからへいき〜」

夏樹「そういう事じゃねえだろバカ。」

「夏樹今日バカって言い過ぎ〜夏樹のバカっ」

夏樹「いいから寝てろ、ほら。」

「夏樹も一緒にねよ?」

夏樹「…ったく、壁側寄れ」

「ふふ、嬉しい〜ぎゅってして〜?」

夏樹「もう早く寝ろ。な?」

そう言うと背中をトントンしながら優しく頭を撫でてくれる夏樹。
睡魔が襲ってきてそれに逆らわず夏樹の首筋に顔を埋める。

夏樹「おやすみ。」

「ん…」

それから放課後までずっと寝てたら皆が来てくれて夏樹と一緒に帰って3日後には復活!
もう貧血はこりごりだ〜

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ゆい - 更新頑張って下さい!(о´∀`о) (2015年7月24日 20時) (レス) id: 933147d2c0 (このIDを非表示/違反報告)
夏ッピー - とあさん» 更新頑張って下さい! (2015年5月31日 21時) (レス) id: 53cb766e24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 良かったです! (2015年5月7日 22時) (レス) id: 9f2d842dd7 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます(*^^*)以前の番外編、良かったですよ!またあの続きが見たいなって思ってます!(((o(*゚▽゚*)o))) (2015年5月7日 21時) (レス) id: fe181e5349 (このIDを非表示/違反報告)
とあ - いちごさん» ありがとうございますo(^_^)o更新は遅くなってしまいますが精一杯頑張りますのでご愛読頂けると嬉しいです。 (2015年4月12日 9時) (レス) id: c43fd2cf44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とあ | 作成日時:2015年4月4日 16時

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