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頭も冷やしたし、荷物置いたままだしと思い出してSnow Manさんの部屋に戻る。
「、、、戻りにくいな」
ちょっとどころではなく、だいぶ気まずい。
でも、自分で蒔いた種だし、仕方ない。
そう思ってドアノブに手をかけたとき。
「あれれ！？ 茂木ちゃん！？ Aちゃん！？」
聞き覚えが微かにあるかもしれない声を聞いて振り向く。
「え！？ なんでそこ行くの！？ ちょっと話したいんだけど！？」
「え、えっと、、荷物、が、ここにあって、、、」
振り向いたはいいけど、顔を見ても誰だかわからない。
とりあえず事実を話す。
「あれ、そうなんだ！ じゃあ一緒にお邪魔しちゃおうかな！」
え、、、？
なんでそうなる？ なんて考えてる間に、多分知り合いのこの人はドアを開けていて。
声が聞こえていたのか、Snow Manさんみんなの視線という洗礼を浴びた。
「あ、、、すいませんでした」
「おかえり！ 待ってたよ！」
みんなそう言って笑いかけてくれた。
、、、約1名を除いて。
「あの、、これ勝手に見ちゃったんよ。ごめん」
そう言って向井さんが渡してきたのは昨日のノートを買ったレシート。
多分、ノートのどこかに挟んだままだったのかな。
「あ！ いえ！ 全然大丈夫です。お気になさらず！」
そう言って受け取ると同時に、岩本さんが近づいてくる。
「あの、、ちゃんと信じなくてごめん。茂木さんが嘘ついてないって信じた」
嘘偽りない言葉に不意に笑いが込み上げてくる。
「ふふっ、全然大丈夫ですよ。私も大人気なく怒ってすみませんでした」
「仲直り終わった〜？ じゃあ聞きたいこと聞かせてもらおうか、茂木Aちゃん？」
さっきの人が声をかけてきて。
「、、、はい？」
思い出せていない私の脳内はハテナだらけ。
「小城さん、茂木さんと知り合いなのー？」
佐久間さんの言葉で、この人が小城さん、だということがわかって。
「小城さん、、、っえ！？ 小城、、さ、ん？」
私の脳内検索にもヒットした。
「なんだ、小城ってわかってなかったの。そうだよ小城だよ！ じゃなくて、なんで姿を消した？」
「、、、なんのことでしょうか」
「しらばっくれんなよ。村山Aさん？」
お母さん、今日は試練しか私に降りかからないようです。
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作者名：なあちゃむ | 作成日時：2022年4月30日 0時
