本日ハ雲天ナリ･･･116 ページ22
sideA
そのためって･･･
『･･･どの為？』
白嬋｢････はぁ、お前少しは考えろよ･･･｣
そんな呆れられても困る。
明らかにめんどくせえみたいな顔してると思う。見えないけど。
白嬋｢お前がちゃんと霊力を扱えてたら、俺だってこんな所には来ねえよ。｣
『･･････分かってはいたけど･･･そんなに酷かった･･･？』
白嬋｢あぁ、
へったくそな使い方しやがって･･･
･･･というか、今まで一度も意識的に俺の力使ったことないだろ？｣
『･･･だって･･････霊力を使おうとすると白嬋の力が邪魔するんだもん･･･』
そう言うと白嬋は、｢お前が下手くそなだけだ、ふざけんな！｣ と噛み付く。
白嬋｢･･･一回であんなバカみたいな量出してたら、いつまで経っても手入れなんか出来やしねえよ。｣
白嬋は、私が本丸で練習をしていたのを度々見ていたらしい。
いや、見てたなら教えてよ。
『･･････なら、･･･
･･･どうすればいいの･･･？』
今まで無駄な練習をしてたかと思うと、途端に虚しくなってくる。
白嬋｢･･･んなシケたツラすんなよ･･･。
･･･簡単な話だ。
霊力だけを使おうとすんな。
お前の中に俺の力がある限り、お前の霊力は俺の力と合わさって初めて扱えるもんなんだよ。
少なくとも、それを意識すればそれなりに使いこなせるようになる。｣
そうか。
東条さんが教えてくれたのは、あくまでも霊力の使い方。
だから、どれだけ私に審神者の講習を受けさせても、
結局は白嬋がいなければ私は霊力を使うことが出来ないということか。
白嬋｢･･･ま、俺が言いたかったのはこれだけだ。｣
『･･･え、帰っちゃうの？』
白嬋｢･･･あ？ まあな。お前もうすぐ起きちまうし。｣
白嬋がそう言った途端に、視界がだんだん暗くなる。
(･･･え、なに･･･これ)
白嬋｢･･･次会う時は、見えるようになってると思うぞ。｣
『･･･え、それ、どういう･･･』
その時、視界が完全に真っ暗になり、
気がつくと、また私は布団で寝ていた。
(････もう、･･･またこれか･･･)
上半身を起こすと、私の枕元に一枚の紙が置いてある。
＿＿(｢またな。｣)
･･･
(･･･夢だけど、･･･夢じゃなかった･･･？)
まるで、と〇りのトト〇のような、
不思議な朝を迎えた。
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よぺ(プロフ) - 慧さん» なるほど！他の方のご意見も参考にしたいので、もう少々お待ちくださいね。私は最近の新しい刀剣をあまり知らないので、勉強してきます！(笑)。貴重なご意見とコメントありがとうございます！ (2020年4月19日 7時) (
レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近の刀剣も出して欲しいです！伯仲の絡みとか、にゃんぜんとちょもさんとか好きなのでw続編も楽しみにしてます！ (2020年4月18日 22時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鶴難さん» コメントありがとうございます。なるほど、確かにちょっと度が過ぎているものがありますね･･･。もっと考えるべきでした。これからのお話の参考にさせていただきますね！ありがとうございますm(__)m (2020年4月16日 22時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鶴難 - 夢主ちゃんは戦場では野性的過ぎて「戦場はサバイバルですから」と言ってもおかしくなく見えてきてしまった...まぁ、そこも魅力的なんだけどさぁ...みんなが後々苦労しそうだなぁ...。 (2020年4月16日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 霞さん» おわぁ、なんて嬉しいお言葉･･･！(*ﾉД`*)･ﾟ･。私も自分で書いてる癖に、早くハッピー本丸のお話が書きたくてうずうずしてます(笑)。まだまだ頑張ります、コメントありがとうございました！ (2020年4月13日 16時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2020年4月1日 17時
