本日ハ雨天ナリ･･･69 ページ23
side長谷部
俺が廊下を歩いていた時、
＿＿
燭台切｢＿＿出ていけと言っているんだ！！｣
長谷部｢･･･！｣
伊達の連中がいる部屋から、燭台切の怒鳴り声が聞こえてきた。
･･･何があったんだ。
普段滅多に声を荒げない燭台切の怒鳴り声など、レア中のレアである。
少し隠れて様子を伺うと、
部屋から出てきたのは
＿＿あの審神者だった。
燭台切に気に触る事でも言ったか･･･？
いや、･･･
(･･････太鼓鐘のことか･･･)
俺も詳しいことは良く知らないが、あいつがそれで審神者を嫌うようになったということは知っている。
･･･にしても、
(あの女は･･･読めん)
怯えもせず、馬鹿みたいに俺たちの為に労力を注ぐ。
それで見返りでも求めようとでも言うのか、
でもそんな気配は一切しない。
･･･
だが、それだけの行動で俺たちの心が動かせると思ったら大間違いだ。
俺たちはそうやって今まで何度も裏切られてきた。
この本丸で唯一、前任に最後まで忠誠を誓った俺でさえも、
もうそれっきり審神者を信用しようなどと思ったことは無い。
そしてしばらくすると、
あの女が望月を連れてゲートまで歩いてくる。
(･･･どこへ行くつもりだ)
挨拶をしに来た時、女は｢任務が終わるまで現世には戻れない｣と言っていた。
だから、行くとすれば･･･
長谷部｢出陣･･･か。｣
加州や大和守とか･･･そこらの連中だろう。
圧倒的に人数が少ないと思うが･･･逆らえば何をしでかすか分からない。
･････
長谷部｢･･･｣
女は何故かいつまで経ってもその場から動かない。
それに･･･
(加州達もいない･･･)
俺は背後から近づく。
すると、機械の前で何やら考え事をしている。
長谷部｢･･･何をしている･･･貴様。｣
刀を向けるも、案の定怯える様子もなく、
機械の扱い方を教えろと言ってきた。
そして、他の連中はどうしたと聞くと･･･
『いえ、私一人です』
･･････は？
いや、意味が分からない。
こいつは何を考えているんだ。
第一、食料など俺らには必要ない。
あぁ、そうか。
こいつの分か。
それなら己の手で取りに行くのも分かる。
検非違使の出現しない函館なら、少しの時間で帰って来れるし、比較的安全に資源も得られる。
長谷部｢･･･使い方を教えろと言うのは･･･主命のつもりか･･･？｣
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よぺ(プロフ) - 鳳李千歳さん» 私ももう趣味の一環として書いているので、全然苦ではないですよ（笑）。楽しんでいただけているのなら、本望です(*^^*)。まあ、程々に頑張ります！ (2020年3月27日 18時) (
レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鳳李千歳(プロフ) - やはりとても面白いですが、無理はしないで下さいね？ (2020年3月27日 13時) (レス) id: 94a41c4f40 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鳳李千歳さん» わああ！ありがとうございます┏○┓。そうですね、結構序盤で長めに使ってしまったので、伊達のお話が終わったら、長谷部くんとかの絡みを作りたいと思います！千歳さんの小説が出来たら読んでみたいですね！ご意見ありがとうございます！ (2020年3月27日 7時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鳳李千歳(プロフ) - とても面白かったです！一期か、へしべ（圧し切り長谷部）、亀甲と夢主ちゃんの絡みがほしい…。というか夢主ちゃんとっても可愛いです！！僕もこんな小説書けるようになりたいです！尊敬しました！ぜひ体調に気を付け頑張ってください！！！応援してます！ (2020年3月27日 3時) (レス) id: 94a41c4f40 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - Λさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとっても嬉しいです(*´ω｀*)。完結までは頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年3月26日 19時) (レス) id: 737a10364d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2020年3月24日 9時
