【d!】七不思議？いいえ十四不思議です。

十霊目 ページ11

すると、カタカタとボールが動き出す。

こっわ！？

てか！体育倉庫ってあれか！

なぜか分からんけどシャベルで殴られるやつ！

『てかこういう現象なんて言うんだっけ…？ポスターカースト？ちゃうな…ポ、ポルダーカンスト？』

マジで気になる。

すると、奥からニット帽の、黄色目シャベル持ち野郎が出てきた。

？「ポルターガイストやろwそんなのも分かんないんかw」

煽られた。

悲しみ。

きっとコイツが怪異だな。

『そうだ！ポルカーガイスト？それだ！』

？「ポルターガイスト！」

おっ！私のボケ(天然)にも反応してくれた！良い人材だね！

『ま、まぁ、それは良いとして…誰？』

すると、知らんかったんか！と驚きつつも笑って、

sho「俺はシャオロン！第六怪異！ようこそ！俺の庭へ！」

と言いながらボールを遠隔操作？してきた。

『うおっ！？ドッジボール！？』

運動は得意な方なのでボールを避けながら話す。

sho「それ避けれる！？」

『避けれるって、っおっと！？あっぶね！』

ほんとに今のスレスレだった。

諦めたのか、シャオロンはボールを飛ばすのをやめた。

sho「やめやめ！埒が明かなそうや！」

はぁ…疲れたぞ。

『つがれだぁぁぁぁ。』

sho「疲れたどころちゃうやろ…よく一発も当たらんかったな…」

ん？別に野球部の奴等とやった時ぐらいな感覚だったからなぁ…

『久々な感じがするわ…あ、そういやシャオロン。』

すると、どうしたと言うような目をしてきた。

『ワシの財布知らん？』

sho「は？」

いや、は？

sho「学校って財布持ち込み禁止な筈…」

『隠れて持ってきました。』

sho「おい。」

仕方ないじゃん！ゲームしたいもん！

sho「そういや、俺怪異なんやけど…普通に話す？」

そこ、気になる系男子〜？

冗談は置いといて、

『昨日地獄を見たからね。もういるって分かってんだよこっちは。』

すると、驚いた様に目を開く。

sho「え！？誰に出会ったん？」

『屑と緑とショッピ君とシッマとチーノ。』

そう言うと、更に驚く。

sho「いや！？多くね！？よく生きて帰れたな！？」

うん。私でもそう思うよ。

そして、シャオロンは急に何か言い出した。

sho「ところで…俺、お前気に入ったんよ。」

ふぁ！？

『キモっ…』

sho「引くな。…んで、財布の場所教えてほしいんやろ？」

『せやな。』

教えて頂けるなら靴の裏舐めるよ？

sho「俺、それが分かる奴にアテがあんねん。」

『教えてください。』

すると、目を逸らして言った。

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