二十一話 ページ22
gr「さて、お茶会でもしようか。」
やったぜ!
『ケーキ、頂いていいの?』
すると、コクリと頷いた。
そして、紅茶をグルッペンが淹れる。
gr「最近、弟はどうだ?」
淹れながらグルッペンは聞いてくる。
『あ〜…かなり、不味い状況?ね。希少資源についての件もそうだし、最近は内政まで出来てないわ。…女狐のせいかしら?』
gr「女狐?」
気になるよね。
『ライトの婚約者よ。…世間から王と思われている弟に取り入って、婚約者になって、国でも支配する気なのかしらね?それとも、どこかの頭の無い国のスパイ?女王は私ですのに。』
少し怒りながら私は告げる。
gr「確かに、レル国は財政が破壊されていたな…」
『ホントに!私が直したり、税金引き下げるのにどれだけ苦労したか…もう。』
そう言って紅茶を飲む。
そして、そのタイミングを見計らっていたかのようにグルッペンは、
gr「ところで、俺に会えて嬉しいか?」
と聞いてきた。
『ゴホッ…』
不意打ちすぎて噎せてしまったが、一応答えておく。
『全然。アンタの下に着くなんてね…ただの狂人じゃないの。』
すると、グルッペンがニヤニヤと笑う。
gr「まぁ、そうだな。…俺はお前の元に着きたかったんだが…」
『さて?誰の事かしら?私はw国の幹部のAよ?』
そして、グルッペンがところで、と言って話を変える。
gr「さっき、俺に会えて嬉しいか?と質問しただろう?その時のお前の目、どちらも黄色かったぞ?」
あぁぁぁぁぁ!
もうやだ。
『もうやだこの目…』
するとグルッペンは大笑い。
最悪。
gr「いいんじゃないか?俺はいい目だと思うが?」
『思ってる事がすぐバレる目なんて誰が好きなのよ…』
gr「俺。」
『キモい。』
段々と辛辣になっている気がする。
まぁ、自分自身この目が嫌いって訳ではない。
ただ、すぐに感情がバレるから外交に不向きなだけだ。
gr「まぁ、からかったのはすまない。…因みに、この国はどうだ?俺なりに頑張ったつもりなんだが…」
『別に良いと思うわ。幹部も個性的で好きだし、内ゲバが起きても、大事な時は抜群のチームワークだし、一人一人が強いし。…だけど、いくら戦争やりたいからって外交で向こうから仕掛けてくるように煽るのは頂けないわよ?』
この前のЭ国との外交、酷かったらしいね。
gr「げっ…何でそんな事知ってるんだっ?」
『同盟結んでた。』
そう言うと、納得したような顔をした。
gr「まぁ、やりたい物はやりたいんだゾ。」
『好奇心ばかりで行動すると、いずれ身を滅ぼすわよ?』
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….!色々頑張って伏線(?)を貼ってます。続編の更新も頑張ります! (2020年4月18日 18時) (レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか!おめでとうございます!私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです!続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです! (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます!亀更新ですが頑張ります! (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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