十九話 ページ20
そして、ただひたすらトントンから書類を受け取り、談笑していると、グルッペンがインカムに向かって話し出した。
きっと着信でも来たのだろうね。
gr「あぁ、今向かわせる…。」
そう言ってインカムを切ると、
gr「情報管理室でロボロが呼んでいる。A、行って来い。」
いや、まさかの私かい…
そして、優しいトントンは私に向かって気遣ってくれる。
tn「大丈夫？場所分かるん？」
『おん。あやふやだけどまぁ行けるっしょ！』
ドアを開けようとすると、トントンに手首を掴まれた。
tn「ダメや。俺もついてくわ。」
『ぶ〜…心配性なんだから！』
そう茶化しても、一向に引こうとしなかったので、諦めた。
『分かったわかった。』
すると、トントンは何故か私の手を繋いできた。
tn「どうせ逃げるやろ？Aさん、ゾムとグルさんの悪いトコ足して2で割ってる感じやから…」
嘘やろ…バレた。
面倒くさ。
『最短ルートで行こうとしただけです〜。』
tn「最短って、ダクトの中駆け回ったりする奴やろ！」
げっ…それもバレてる。
扱いに慣れてるなぁ。
『う〜…まぁいいよ！そんじゃあ行こか。……ちなみに、さん付なんていらないよ〜？』
こう言って歩き出す。
すると、トントンは何かに気づいたのか、顔を赤くして、私の手を繋ぎながら、情報管理室に向かっていった。
暫くして、情報監視室に着く頃にはトントンの赤面も治っていた。
そして、トントンがノックをする。
tn「入るで〜」
相手側の返事も無く入ると、ロボロが大きな声で叫んだ。
rb「ワイが返事してから入れや！！！！！！！」
『うるっせぇな…』
あ…口の悪さが…
するとロボロは私に気付いたのか、済まなそうな顔をした。
rb「Aおったんか…すまんな。」
『別にいいよ〜。』
それで、とロボロが話を切り出す。
rb「今日呼んだのはな、ほい。これを渡す為やねん。」
そう言って私の手にインカムを渡してきた。
色は黄色と水色のボーダー。
可愛い。
『ありがと。これで連絡が取れるね〜。』
私はすぐにインカムを付け、グルッペンに繋げてみた。
【『あー…聞こえますぅ？』】
【gr「あぁ、手に入れたんだな？」】
【『うん。ロボロ凄いよね〜。』】
【gr「そりゃあ国の誇る天才だからな。」】
【『そんじゃ切るわ。ばーい。』】
ホントに通信できた。
すげぇ。
そして、ロボロは私に伝えてきた。
rb「ほら、戦争が明日やろ？やから準備する為に揃えんとなって。次はゾムがおる武器庫に行きや。」
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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