十二話 ページ13
よく分からない部屋について、ドアを開けると、たくさんのドレスに囲まれて本を読んでいたオスマンがいた。
os「トントンナイス！あ、知ってるだろうけど俺はオスマン。マンちゃんって呼んで？」
そう言いながらも美しくページをめくるマンちゃんは、高貴と言う言葉しか出ない。
すると、沢山のドレスの中から、色素の薄い髪をした人が出てきた。
em「エーミールと申します。敬語は無くていいですよ。エミさん、と皆さんからは呼ばれてます。」
エミさんは、見たことないなぁ…でも、英国貴族みたいだ。
『マンちゃんにエミさん、宜しくです。』
そう言って微笑むと、エミさんは何故か顔を赤くし、マンちゃんは目を逸らした。
os「んじゃここでは…う〜んと、作法についてめう。まぁ、今からお茶会するだけなんだけど。」
そう言って、彼は本を閉じ、奥に行って、ティーセットとお菓子を用意して帰ってきた。
『これは…できる限り作法に気を付けたほうが良い感じ〜？』
そう言うと、コクリと頷いて、
os「せやな。お喋りはタメでええけど、ある程度知ってるルールは気を付けて欲しいめう。」
ふ〜ん。
それじゃあ、少し思い出しながら頑張らないと…
そして、マンちゃんが紅茶を入れだす。
そして、私のもとに差し出してきた。
os「うまく淹れれたと思うけど…どうぞ。」
『ありがと。にしてもこの磁器きれいだね。輸入品？』
そうニコニコしながら聞くと、マンちゃんは少し驚いたような顔をして、
os「良く分かっためうね。e国から輸入したんよ。」
『ふふ。あそこの国の磁器は装飾が綺麗だもんね。これも、あの国独特の装飾があるね〜。ほら、こことか綺麗。』
そう言って、私はカップに口をつけた。
『…キーマン？』
ボソッと呟くと、それを拾ったマンちゃんが、首を振る。
os「よく分かっとんな…どう？美味しい？」
『そりゃ勿論。』
そして、スコーンを口につける。
os「ごめんな。急すぎてサンドイッチは用意できなかったんよ。」
あぁ、だから二段なんか。
そして、紅茶を飲み終わると、私は両手でカップを持つ。
『ミルクがいいわ。』
少し、普段の口調に戻っても、マンちゃんは表情を変えずに
os「了解。因みにミルクは先に入れる派？後に入れる派？」
爆弾発言をした。
戦争やでぇ…
『私は…昔からのしきたりを踏襲するなら、先に入れるけど、後から派だね。…ミルクは温めるけど。』
そうにこやかに告げると、少し表情を変えて、マンちゃんが紅茶を淹れていた。
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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