バイト先の那須くん (ページ11)

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あなたside ページ11

那須くんのお部屋は
前にも聞いていた通りトロフィーや賞状がたくさん飾ってあった

ユニホーム姿の那須くんの写真を見つけた

めっちゃ幼い顔つき…笑

今と大違い

色々見させてもらってたら那須くんが飲み物を持ってきてくれた

「ありがとう」

那須「よっし。んじゃはじめよっか」

二人とも集中して無言でやってたけど
私の集中力が続く訳もなく…

勉強している那須くんをちらっと見れば真剣に
問題集とむきあってて、横顔も綺麗だな～なんて。

那須「どしたの笑」

「へ？！」

いつの間にかぼーっとしてたらしい私に
声をかけて笑う那須くん

那須「わかんない所あったの？」

「え、あー、、あったような気もする。」

那須「どーゆー事よ笑」

あ、でもさっき
何言ってんだこの問題は。って思ったのあった

「あ、これ。わかんない」

数学が得意だという那須くんに応用の問題を聞くとスラスラとまず自分で解いて問題集を私に返した

その後にとっても分かりやすく教えてくれた

そしたらさっきまで分からなかった事が嘘みたいに思えてくる。

「すごい。すごいよ！
那須くんめっちゃ頭いいね！解けちゃったよ…」

那須「俺はやり方教えただけ。
ちゃんと問題が解けたのはAちゃんが理解出来てるってことだからね？」

那須くん人のこと褒めるの上手いな…

那須くんのおかげなのに私が理解出来てるからだって。

ほんと優しい。
那須くんの彼女になった人は幸せなんだろな。

その後もわからない所は事細かに教えてくれたし逆に那須くんの苦手教科は教えれる分だけ教えることが出来た。