9の巻 《零尾の人柱力》 ページ9
A「......まず、最初に」
全「......」
A「すみませんでした!」
カカシに向かって、
怒涛の如く頭を下げる。
カカシ「!」
A「自来也先生も言った通り、サスケ奪還任務で里はあんなことになって、このまま黙って里抜けするのもダメだと思った。
だから、里の忍たちには三代目や五代目を通して、“死んだ”と伝えてもらった」
ナルト「そんなら、俺みたいに修行の旅に出るって言えば――」
A「それも、できなかったんだ」
ナルト「なんで」
A「私は、暁に潜入したかったから」
ナルト「な!?」
サクラ「暁、って......」
テンゾウ「そこで何を?」
A「力を強化してた。あと、暁のリーダーが人柱力を捕まえて何をしたいのか、とか。ちょっとした情報収集を」
ナルト「そんで、目的は?」
A「9匹の尾獣を集めて最強兵器を開発し、戦争のない世界を作る。
それが暁の目的だった」
自来也「戦争のない、世界をな......」
A「暁は、要は平和のために動いてる組織なんだ。
ただ、やり方が間違ってるだけで」
綱手「そう思えば、優しい組織だとは思うが......」
ナルト「でも、あいつらは我愛羅を殺そうとしたんだぞ!?んなの、ぜってぇ優しいわけがねぇ!」
テンゾウ「落ち着け、ナルト」
ナルト「っ......」
A「暁のリーダーはペイン。でも、ペインは本体じゃない」
自来也「どういうことだ?」
A「本体は違う場所で身を潜めて、ペインを操ってる」
綱手「その本体は」
A「分からない。だから、これからその本体を見つけ出して、説得しようと思ってる」
自来也「説得?」
A「うまく行けば、暁を仲間にすることもできるかもしれない」
サクラ「あいつらを仲間に、って言ったって......」
A「別に仲間にできなくても、暁の動きを止めることができたら、犠牲者も少なくなる。
問題は、大蛇丸やサスケになるだけで」
ナルト「大蛇丸と、サスケ......」
綱手「説得、か。Aがそう言うなら、やってみる価値はあるのかもな」
自来也「うむ」
シズネ「でも、それでAが犠牲になることは」
A「そのために、私は里抜けした」
シズネ「どういうこと......?」
【私も、ナルトと同じになった】
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ri_ta0077(プロフ) - kyokapi23さん» kyokapi23さん、コメントありがとうございます!楽しみにしていただいてすごくうれしいです、がんばります! (2018年7月8日 17時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 疾風伝篇楽しにみにしてました!続編おめでとうございます!これからもこの作品を楽しみに待ってます! (2018年7月8日 8時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:NASHI | 作成日時:2018年7月6日 21時