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42の巻 ページ42

またしばらく一本道を歩くと、

火の寺の人との待ち合わせ場所に到着した。


だが、

いつまで経っても来ない。


テンゾウ「A、遠くに人とかいるかい?」


隊長の指示で間眼を開き、

千里先の状況を確認する。


A「んー。あ、いた。えー、3時の方向、約5キロ先に4つの人影あり」


――ん?


あれは、隠し墓か?


次は結界眼を開き、

その場に焦点を合わせて見る。


すると、

かなり強力な結界を感知したが、

それはもはや破られており、

さらに墓の中も

もぬけの殻だということが分かった。


テンゾウ「了解。やはり、待ち合わせ場所に手違いがあったんだ。ちょっと呼んでくるよ」

A「私も行く。とは言っても、空から見るだけだけど」

サクラ「空から?」

A「結」


結界を作り、

その上に跳び乗る。


A「こういうこと」

サクラ「なるほど!」

A「たぶん道なりに行けばいるはずだから」

テンゾウ「分かった。上空からの観察、よろしくね」

A「あぁ」

サクラ「隊長、私も行きます」

ナルト「あぁ、俺も――」

サクラ「ナルトはサイとここでお留守番」

ナルト「えー」

サクラ「すれ違いになったらどうするのよ」


ナルト「......分かったってばよ」


ナルトとサイを置いて、

私は結界で空に向かう。


A「隠し墓、か」


上空からは景色がよく見える。


もちろん、

4つすべての隠し墓も。


今いた場所から近かった隠し墓を見下ろすと、

一つの人影が中心部に向かっているのを見つけた。



A「誰だ......」



あいつが墓荒らしの犯人か?


いや、

そんな奴があんなに堂々と

墓場を歩くはずがないだろう。


テンゾウとサクラは――。


A「大丈夫だな」


ちゃんと道なりに進んでいる。


問題は、

ナルトとサイだ。



A「......ん?」



はっきりと見えるわけではないが、

ナルトがサイを拒絶している?


サイの奴め、

本で読んだことをそのまま実践してんな?


だから、

あのナルトも思わず引いてしまうのだ。


あぁ、ナルトが移動し始めた。





【あいつ......】

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ri_ta0077(プロフ) - kyokapi23さん» kyokapi23さん、コメントありがとうございます!楽しみにしていただいてすごくうれしいです、がんばります! (2018年7月8日 17時) (レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 疾風伝篇楽しにみにしてました!続編おめでとうございます!これからもこの作品を楽しみに待ってます! (2018年7月8日 8時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NASHI | 作成日時:2018年7月6日 21時

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