37の巻 ページ37
あれから、
アスマにコツを聞いたナルトは、
カカシの指示で一旦影分身をすべて解き、
経験値をオリジナルに蓄積させる作業に入った。
その間にテンゾウも休憩に入るが、
それも束の間、
気絶しそうになったナルトは
再び大量の影分身を出し、
根性で修行を再開させた。
テンゾウ「え、あ、ちょ、ちょっと待って！」
慌てて体制を立て直すテンゾウ。
A「ドンマイ、テンゾウ」
テンゾウ「もう！人の苦労なんか知りもしない――A？」
テンゾウの背中に手を当て、
自分のチャクラを分け与える。
A「今、チャクラいらねぇからさ」
テンゾウ「そっか、ありがとう」
そして、
またしばらくナルトを監視していると、
ようやく葉を切断することに成功したようで、
限りない喜びに満ちている様子が窺えた。
テンゾウと顔を見合わせて、笑う。
ナルト「できたってばよ！やっぱ俺ってばすっげぇのか！？この調子であっちゅうまに新術マスターか！？」
――どんだけ自意識過剰なんだ、あいつ。
カカシ「いや、この修行方法だから早いの。俺のすごいアイディアのおかげだから」
テンゾウ「僕のおかげも、結構あるんですけどねぇ。カカシ先輩......」
A「すごい顔になってんよ、テンゾウ」
テンゾウ「先輩のせい」
ククッと含み笑いをしながら
ナルトに目を向けると、
やはりチャクラ切れで
倒れそうになっている姿を捉えた。
思わず立ち上がろうと片足を立てるが、
瞬身の術でナルトをおぶりに行くカカシを見て、
やめる。
カカシ「ヤマト、ついでに少し休憩にしよう！」
テンゾウ「分かりました！」
すると、
どこからかサクラとサイが走ってきた。
気を失ったナルトが、
よほど心配だったのだろう。
念のために間眼を開き、
ナルトのチャクラ経絡を見るも、
目立った外傷はなかったため、
再びテンゾウの隣に座り直した。
サクラ「大丈夫ですか、ナルト」
カカシ「少し休めば大丈夫だろう。
まったくホントにこいつは......」
サクラ「あの」
カカシ「ん？どうした、サクラ」
サクラ「綱手様が――」
【サクラの奴、深刻な顔してんな】
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ri_ta0077(プロフ) - kyokapi23さん» kyokapi23さん、コメントありがとうございます！楽しみにしていただいてすごくうれしいです、がんばります！ (2018年7月8日 17時) (
レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 疾風伝篇楽しにみにしてました！続編おめでとうございます！これからもこの作品を楽しみに待ってます！ (2018年7月8日 8時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年7月6日 21時
