【NARUTO×結界師】守りたい命の分だけ強くなってやるさ。【疾風伝 - 1】

15の巻 〈守護忍十二士の章〉 ページ15

翌朝。



約3年ぶりの我が家で目を覚ました私は、

非番日だがとりあえず準備を始めた。


神風専用の暗部服に身を包み、

全身鏡で自分の姿を見る。


A「この服も、3年ぶりだな」


だが、サイズが合わない。


私も成長したということか。



コンコン。



そんな音が聞こえ、

反射的に窓を振り返る。


すると、

テンゾウがこちらに向かって

手を振っているのを見つけた。


窓を開け、

会話ができる状態にする。


A「どーした？」

テンゾウ「迎えに来たよ」

A「迎え？」

テンゾウ「五代目様が呼んでる」

A「姉さんが、ね」

テンゾウ「シュラから聞いたよ。神風の総隊長に戻ったんだって？」


そういえば、

シュラはテンゾウの元後輩だったか。


A「まぁ、いろいろあってね」


暗部服を脱ぎ捨て、

クローゼットに保管されていた

修行用の着物を着用し、

外に出る。


テンゾウ「あれ、珍しく着物？」

A「あぁ、サイズが合わなくてね。暗部服とか、また取り寄せないと」


それに、

サイズの合う服は

間村か暁のアジトに置いてきた。


なので、

今はこんな服しかないわけだ。


テンゾウ「ふーん、そういうこと」


テンゾウの意味ありげな返答を聞き流し、

飛雷神を使わずに火影邸へと向かう。





【なんだ？】

16の巻→←14の巻

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す