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チャンス ページ3

持「おい新入生、棗さんに何調子こいた口きいてんだ」



委「やめてよ、みんな!

かよわい女の子になんて事するんだよっっ」



パ「あら、やめることなんてないわよ

さっきからアリスと思って黙ってみてれば何?

この子、棗くんや流架くん、Aさんのこと

バカ呼ばわりしてたじゃない

こんなの優しすぎるくらいよ(フン」


私は別にバカ呼ばわりされてない気がするんだけどなー汗


貴「棗、危ないなら降ろしてあげるように言ってあげて」


棗「Aが言うなら仕方ねぇ・・・

降ろせ」


貴「ありがと、棗」


棗はやっぱり優しい


棗「おい、水玉

お前どういうアリスもってんだ」


私も気になるな・・・


み「べっ(誰が言うかっ)」


心「そう言えばウチってホンマはどういうアリスもってるんやろ

先生はうちをアリス言うてくれたけど全然そんなんもってる兆しなんてないしなー

ウチってばホンマにアリスなんかな〜なんて☆」


えっ!自分のアリス知らないの!?


パ「信じらんない!その子自分のアリスも知らないの!?

何でそんな子がこの学園にいるわけ!?」


うーん、これはスミレに同感だな〜

でも私の予感が当たっていたらこの子は・・・


み「大体っ、アリスアリスてさっきから何やねん!

そんなにアリスが」


パ「えらいわよ!

私たちアリスは・・・〜略〜

私達は選ばれた人間なの

使い捨てのいくらでも代わりのきく一般庶民とは違うのよ!」


貴「スミレ、一旦落ち着いて

いくらなんでも言いすぎよ」


パ「Aさん!でも・・・!」



棗「・・・おい、水玉

お前一週間以内でこのクラスになじめなかったら正式入学できないんだってな」


棗・・・?何をしようとしてるの?


棗「チャンスやらなくもないけど

お前が本当にアリスならって話だけどな

そこからみてる『北の森』

あそこを通って無事高等部に行って足あとを残してきたら素直にお前の実力を認めて

アリスとして受け入れてやる」


貴「(誰がババ持ってるんだろ・・・)←ババ抜き中」


委「そんな!ムチャだよ!

あの森はアリスの子だって立ち入り禁止されてるし・・・」



棗「別に無理にとは言ってねー

イヤなら大人しく学園から出ていけばいい」



あ、ババ抜きに集中しすぎて話ほぼ聞いてなかった


棗「やんのか」


み「・・・やるっ」

北の森→←新しいクラスメイト



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作者名:にゃムル | 作成日時:2018年4月5日 0時

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