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自分の中で何かがふつふつと湧き上がってくるのがわかる。
この正体がなんなのか、それはもうとっくに気づいてて
けどそれをさらけ出すにはまだ勇気が足りひん。
「ごめんごめん、なにもない」
重「はあ？(笑)なんやねん」
沈黙を破ったのはA。
少し寂しそうに微笑んで頬に添えられた俺の手をそっと払った。
なんかちょっと気まずい雰囲気が流れる。
この空気を作ってしまったんは紛れもなく俺やけどどうしたらいいかわからんくて
ただただ花火が打ち上がるであろう方向をお互い見つめる。
そっと隣におるAを見るとじっと遠いところを見つめてて
なに考えてるんやろう、そんなことばかりが頭をめぐる。
「ねぇ、大毅」
重「ん？」
その視線に気づいたのか、遠くの方を見つめたまま
Aが口を開く。
「彼女、できた？」
重「んぇ？」
なにその声(笑)
そう、笑ってこっちを向いたかと思えばまた少し、寂しそうな表情をする。
重「おらんよ」
「そっか」
そう言うと少し安心したような表情をして。
…そんなん、
重「安心した？」
ちょっと期待してしまう。
けどまだやっぱり勇気が出んくて少しからかうようにしてそう言うと
「ん、安心したかも、」
照れ臭そうにちょっと下を向いて言うA。
その横顔があまりにも綺麗で
重「A、」
なんか抑えられへんくて
重「好き」
ずっと伝えたかったその2文字が
自然と溢れ出た。
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なる(プロフ) - ぱぴこ。さん» ありがとうございます（ ; ; ）めちゃくちゃ嬉しいです！！！今ひとつ、書いている途中なので頑張りますね（＾Ｏ＾） (2019年7月17日 9時) (
レス) id: c5611b0274 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ。 - とってもこのお話好きです！！！！更新頑張ってくださいね！！！！応援してます！！！ (2019年7月16日 19時) (レス) id: 913e0f575f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なる | 作成日時：2019年7月15日 20時
