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多分今、顔真っ赤だ
そうわかるくらい身体中が熱を帯びていて
ただでさえ蒸し暑い夏の夜だから汗がツーっと肌を伝う。
小「あっつ！」
それは小瀧先輩も同じだったみたいで
パッと離れるとパタパタと手で顔を仰ぐ。
「いきなりどうしたんですか！」
小「え？どうしたって？」
「その、ハグ…したじゃないですか」
小「なんかしたくなってんもん、嫌やった？」
んふふ、って笑う小瀧先輩は
いたずらっ子みたいにニッと笑ってまたグングン近づいて来る。
なんとなく逃げないといけないような気がして後ずさりをするけど
ピトッと背中にドアが触れて逃げ場を失う。
小「逃げんといてや」
ドンッて小瀧先輩の腕が私の頭上でドアについたのと同時に
「っ、」
息がかかるくらい顔を近づけられて
また、かあっと熱が上がる。
小「どうしたん、また顔赤いで」
「そんなことないです、」
小「強がって」
「違います」
いつもとは違う、少し掠れがかった低い声で囁かれて
もうなんだか心臓が爆発しそう、
小「この距離、ちゅーできるな？」
「っ、からかわないでください」
それに抗うかのように必死の抵抗を見せるけど
そっと顎に手を添えて親指で唇をなぞられて
さらに心臓がばくばくと騒がしくなる。
「小瀧くんどこ行ったんだろー」
「トイレかなー？」
そしたら階段を降りて来る先輩たちの声が聞こえて
声を出そうとドアの方を向こうとすると
小「しーっ」
人差し指をピトッと私の唇に当てられて
そんな仕草にまたドキッと胸が高鳴る。
声が止んだと思ったら小瀧先輩はゆっくりと人差し指を唇から離して
小「いい子」
そう頭をまたよしよしと撫でて
ふふん、と勝ち誇ったかのように笑う。
「…、」
…なんか、悔しい
こっちは好きなのに遊ばれている気分で
その余裕さが悔しくて見返してやろう、そう思って
「小瀧先輩」
「ん？どーしたっ…」
ネクタイを引っ張って顔を寄せて
ちゅっとキスをした。
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なる(プロフ) - ぱぴこ。さん» ありがとうございます（ ; ; ）めちゃくちゃ嬉しいです！！！今ひとつ、書いている途中なので頑張りますね（＾Ｏ＾） (2019年7月17日 9時) (
レス) id: c5611b0274 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ。 - とってもこのお話好きです！！！！更新頑張ってくださいね！！！！応援してます！！！ (2019年7月16日 19時) (レス) id: 913e0f575f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なる | 作成日時：2019年7月15日 20時
