ドS上司２【黄】 (ページ3)

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小瀧くんの作ってくれたご飯は本当に美味しくて。

「うん、すっごくおいしい！見直した」

小「今までどんなんやったんですか」

「…子供？」

小「Aさんひどい」

ペロリと平らげてしまった。

料理を作ってもらったから洗い物はするって言って

強引にキッチンへ行って洗ったのはいいけど

「ごめん、小瀧くんこれどこ？」

小「ほら言ったやん(笑)」

なおす場所がわからなくて

結局ソファでくつろいでいた小瀧くんを呼ぶ。

小「あ、これはここ」

一緒に片付けながらまたぺちゃくちゃ喋って

本当に笑いが絶えない。

「これは？」

小「あーここやけどAさん届かへんわ(笑)」

そう言われて私もムキになっちゃって

「届くもん、」

そう、背伸びをしてなんとか片付けれたのはよかったけど

ピキッ

「った！！」

思いっきり背伸びをしたからふくらはぎがつっちゃって

バランスを崩して

小「わ、」

小瀧くんに背中がトン、とぶつかって

そのまま優しく受け止められる。

「ったー…」

小「ほらー、だから言うたのに」

「ごめん、」

そう、小瀧くんから離れようとしたのに

「え…？」

私の肩を支えていた手を前に回してきて

後ろから抱きしめられて

「小瀧くん…？」

なにも言わない小瀧くんに

余計に緊張しちゃってそう名前を呼んだら

小「もうちょっとこのままでおりたい、」

ぎゅうっと少し私を包み込む腕の力が強くなった。

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