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望side
藤「にやけてんで」
小「そーう?」
藤「なに、いいことあったん」
小「実はなー…」
今日の昼休み____
ゼミ室でご飯食べてたら
「なあのんちゃん」
急にAがやって来て
小「どうしたん」
「さっき皆が言ってたんやけど、のんちゃんってサッカーうまいん?」
小「まあ、それなりに?」
そんなことを聞いてくるから
ちょっと興味持ってくれてるんかなって思って
小「今度試合あるんやけど来る?」
「え!いいん?行きたい」
小「え、ほんまに?」
軽い気持ちでそう誘ったら意外とのってくれて
今度の休みの試合に来てくれることになった。
もうそれが嬉しくて。
藤「へーよかったやん。かっこいいとこ見せな」
小「ほんまに。練習頑張るわ」
Aにかっこいいって言ってもらえるように
それだけを考えていつもよりサークルに参加した。
.
小「なんでなん、」
試合当日。
アップをしながら増えてくるギャラリーをチラチラ見てたら
Aを見つけて嬉しくなったのも束の間。
その隣に神ちゃんもおって
それが気になって仕方なくて
さっきから見当違いの方向にボールを蹴ってしまう。
小「あっ、ごめん」
男「小瀧ちょっと休憩しとき」
小「…うん、そうするわ」
集中が完全にキレてしまって
迷惑もかけてまうしアップから外れる。
控えのベンチに座って飲み物飲んで
ため息混じりにAの方を見ると神ちゃんと楽しそうに笑ってて
頑張ろうって燃えてた気持ちが少し沈んだ。
.
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みどり(プロフ) - もし良ければ続きが見たいです! (2020年2月24日 13時) (レス) id: f63555df24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なる | 作成日時:2019年6月9日 15時