淳太くん家の家政婦さん ２【黄】

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淳太side





桐「顔暗いで」

中「んー」






夜ご飯を一緒に作ろうって約束したのはいいけど

やっぱり今日で最後っていうのが嫌や






中「でもしゃあないしなあ、」

桐「淳太くん的にはそれでいいん？」

中「ううん、よくない」






けどさ

__明日から安心して家に帰れます

って笑顔で言われたらさ？

もう何も言われへんやん






そりゃできることならずっとおってほしいし

なんなら付き合いたいって思うくらい好き。






桐「じゃあ最後に言ってみたら？」

中「好きって？」

桐「うん、ずっとおってほしいって」







でも振られたらおわりやん

もう家政婦として来てもらうこともできひんくなるかもしれへんやん






うじうじ悩んでても時間はすぐにやって来て

収録おわりの帰りの車の中、

あっという間に俺の家に着く。






桐「まあ気持ちはわからんでもないけど後悔しいなや？」

中「うん、ありがとう」






じゃ、と言って車を降りて家に入る。

ただいまって言うとおかえりって返ってきて。

ああ、幸せやななんて






そのままご飯の材料を買いに行って

ちょっと豪華なのを作って






「「かんぱーい」」






ワインで乾杯する。

こんな幸せな時間、ずっと続いたらいいのに






けどいつも通り、時間はやってきて






「本当にお世話になりました」






そう、Aちゃんは出て行ってしまった。






送るって言ったけどワイン飲んでしまってて

車も出せへん状態やからさすがに悪いって断られて玄関で見送ったけど






やっぱり、






中「もうちょっと、喋りたい」






そう、追いかけてAちゃんから荷物を奪った。



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