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午前の部が終わりお昼休憩に入った
普段はほとんどの子が教室で過ごすけど
球技大会となると外で食べたり屋上で食べたり
する人が多いみたい。だけど 安定に
あんまり陽に当たらずに涼しく過ごしたいという
音ちゃんに連れられいつも通り教室で
お弁当を食べる。
こんな日ももちろん教室には
北村くんの姿はなくて。
音「またモテるだろうね〜あれは」
『…』
音「暗いなあーもう!」
北村くんのこととは言っていないけど
きっと北村くんのことを言っているのだろう。
だって あんなのずるい。
かっこいいに決まってるじゃん。
あたしの北村くん、じゃないけど
きっとみんなは知らないであろう北村くんを
知っていることに少し優越感を抱いてたけど
あんなにかっこいいところを知ってしまったら
みんなまた北村くんに注目しちゃって
あたしが知らない北村くんを知れる子だって
出てくるはず…、そんなのいやだ。
モヤモヤした気持ちのままお弁当を食べていたら
うちのクラスの体育委員である小林龍二が
あたしたちのところへやってきた
龍「いやー、うちのクラス強くね?」
音「うん、いーかんじだよね」
龍「午後から女バレっしょ?
がんばってねー」
あたしたちにそう言うと小林龍二は
ほかのクラスメイトたちにも声を掛けに行った
あーいうところだろうな モテるの。
うん、納得。
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作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時