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、
廊下を歩いていると前には
いつも小林といる橘がいた。
イライラしてる様子で俺のことめっちゃ見てた。
…なんかあいつ苦手だ。
最近めっちゃ視線感じる。
けど勘違いかもしれないし普通に横を
通り過ぎようとした時
柊「…匠海」
匠「…なに?」
柊「おまえさ、好きな子いる?」
匠「は?…なんで?」
柊「…あいつにどういうつもりで近付いてんの?」
…思い当たるのはAちゃんしかいない。
Aちゃん以外の女子に近付いたりしてねえし
そういえば、橘はよくAちゃんのことも
見ていた。
ああ、 そういうことか。わかった。
こいつAちゃんのことが好きなんだ。
で、俺がAちゃんと関わってるとこ
どっかで見たのか。
匠「橘くんに関係ある?
おれがもしAちゃんのこと好きって言ったらどーすんの?」
教室での猫かぶりの俺のまま
なんかの勘違いじゃない?とか
言っても良かったんだけど
対抗心むき出しのこいつに腹立って
正直負ける気しないし、素の俺のまま返した
そしたら
柊「…関係あんだよ。」
匠「…」
柊「遊びで近付いてんだとしたら許さねえ」
柊「けど、…好きなんだったら、俺も負ける気しねえから」
匠「…」
柊「じゃ。」
そう言って橘は教室に入っていった
ふは、おもしろいじゃん。
小さく笑って俺も教室へ戻った。
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作者名:なっぴぃ | 作成日時:2018年3月8日 21時