*:.｡. プロ野球 短編集 �� *･.*

｜西川遥輝｜ ページ40

昨晩の我が家の様子








「パパあのね〜？
…なんでもない！笑」


「さっきからなにしたん蘭那。笑」








その可愛らしさ会話に
自然と私の頰も緩まる。







時折蘭那はニコニコしながらこっちを送り、人差し指を立てて「しー！」としてくるから私も同じ動作を返す。







「ママと２人で内緒なん？」


「うん！パパにはひみつ〜！」


「え〜笑」







遥輝の頭にはハテナが浮かんでて








これは本当に気付いてないのかな、、。笑









そして迎えた今日









いつもより少し早く起きた蘭那と
２人でパパが起きてくるのを待つ。









そして少し経った頃、

眠そうに目をこすりながら
リビングにやってきた遥輝に
蘭那と思いっきり抱きつく。









「「パパお誕生日おめでとう〜！」」









さっきまで眠そうにしてたのが嘘のように、目をパチパチさせながら驚く遥輝。笑









「え、ああ今日誕生日やん。笑」


「パパ忘れてたの？笑」








蘭那はやっとパパにおめでとうって
言えて嬉しそう




ずっとソワソワしてたもんね。笑









「蘭那、パパに渡すものあるんだよね？」


「うん！」









元気よく駆け出した蘭那が
テーブルから持ってきた１枚の画用紙。









そこにはクレヨンで一生懸命描かれた遥輝の姿と『パパだいすき』の文字









それを受け取った遥輝は
一瞬にして満面の笑みになって
ぎゅーっと蘭那を抱きしめた。









「蘭那ありがとう〜！
パパこれ宝物にするわ！」


「上手く描けた？」


「めっちゃ上手やで！」









大成功だねって蘭那に声をかけて
２人でハイタッチ







遥輝の喜んでくれた顔を見れて本当に良かった

>>｜2｜→←>>｜2｜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す