Fratello【東京リベンジャーズ・男主】

三 ページ4

稀「あんたが一番隊隊長か」

場「マイキー、こいつが三番隊隊長だって？」

言いながら場地はマイキーの前に歩み寄る。

万「場地、てめぇ何勝手に来て暴れてんだよ」

場「めんどくせぇなぁ、俺は何するにもお前の許可取んなきゃなんねぇの？」

場地が二、三段階段を登る。

場「俺、芭流覇羅行くわ。問題児はいらねんだろ？マイキー………やめてやるよ」

そこで場地は又階段を降りた。

場「一番隊隊長場地圭介は本日をもって東卍の敵だ」

マイキーの方を振り返って言う場地。

メンバー達が動揺しているのが分かる。

場地はその中を突っ切って行く。

堅「場地ィ！！」

『馬鹿な奴…』

去って行った場地を見ながら(名前)は呟いた。

振り返ると先程場地に殴られた金髪が立ち上がっていた。

その金髪の肩に手を置く稀咲。

稀「荒れてんなぁ、東卍」

そう言うと稀咲は金髪を殴った。

その衝撃でせっかく立ち上がったのに金髪は地面に伏して気絶してしまった。

その稀咲の腕を掴んで(名前)は止めた。

『てめぇ、稀咲。東卍に入ったんじゃねぇのかよ』

稀「そうですけど、こいつは東卍じゃありませんよね」

『さっき場地にも言ったろぉが、この場で人殴んなや』

稀「………………」

(名前)が言うと稀咲は何も言わずに黙ったまま去って行った。

でもその視線はそこには無い(名前)の左腕を見ていた。

そのまま解散した今回の集会。

万「(名前)、タケミっちこっち連れて来て」

『？』

万「良いから」

マイキーに言われて(名前)は片腕で抱えて金髪をマイキーが座っている所の近くまで運び寝かせた。

『何かあんの』

万「うん、話が有るから起きるまで待ってる」

『そうかよ、じゃ俺は帰んぞ』

万「ああ、じゃね」

マイキーの言葉に背を向けて手を上げた。

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