朝顔 (ページ8)

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最近、自分の体がおかしい。

別に倒れるほど勉強はしてないし、
風邪も引いてない。

妊娠するようなことも、してないし。

ペンが持てなかったこと、あの時だけじゃない。
最近は、頻繁にある。

足がもつれるのだって、最近よく階段につまづくから、関係あるのかも。

なんだか、怖いことが起こりそうで、
病院に行った方がいいのかな？なんて考える。

瑞稀「姉ちゃん、なにぼーっとしてんの」

目の前にココアを置いた弟。
両親を亡くしてから二人きりで、ずっと暮らしてきた。

『瑞稀、ありがと』

「雄登からメッセージきてたよ。びっくりした。」

『私もびっくりだよ。』

「姉ちゃん、最近おかしいんじゃね？
この間だって、急に皿割ったじゃん」

『うん…、』

やっぱり、おかしいのかな。

「何？恋でもしたの？」

『違う！』

「ちょっと前にいたじゃん、あの、家まで送って
くれる、れ、れん？先輩」

『瑞稀には関係ないでしょ』

ちぇっ、と立ち上がってテレビをつける瑞稀を
見ながら、考えた。

私が、いなくなったらどうなるんだろう。

瑞稀は、誰が世話するの？

誰が、お金を稼ぐの？

『そんな縁起でもないこと、』

「なんか言った？」

『ううん、』

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