一生、愛してる。2 [JW] [青×黄]

おれだけの ページ4

[青side]


今日は別々の仕事やったけど、
終わる時間が同じくらいやから
2人の家で過ごす予定やった。

やけど、俺の方の仕事が長引いて、
予定より2時間も帰りが遅くなってもうたんよ。

遅くなりそうってメールを送ったら、
家で待ってると返信がきていた。
改めて淳太にメールを送るけど、反応はない。
家に着くと電気は点いていたので、
まぁおるにはおるんやろうけど。

青「淳太〜…？ ただいまぁ…」

扉を開けながら声をかける。
返事は聞こえてこぉへんな。

そのままリビングに入ると、
電気点いとるのに淳太がおらん。

青「じゅんたぁー？遅なってごめ…あ」

なんとなくここかなーと思って
寝室のドアを開けると、
ベットに寝転がる淳太を発見した。

あー、寝ちゃったかぁ。まぁしゃあないわな。

青「……ん、？」

寝顔を見たくてそっと近づくと、
淳太が何かを抱きしめているのに気付く。

…これ、俺のパジャマやん。

青「…じゅーんた」

小さく声をかけ、ほっぺを軽くつついてみる。

黄「…、んぅ…」

淳太はぴくりと肩を揺らした後、
息をもらすような甘ったるい声を出す。
うーわ何やこれ、めっちゃ可愛いな。

青「ねぇ淳太、これ返して？」

黄「…やぁ…」

パジャマをくいと軽く引っ張ると、
淳太は目を閉じたまま眉根をひそめ、
それをぎゅっと抱きしめた。

青「なんであかんの？」

黄「…おれのやもん…」

青「淳太のじゃなくて、流星のやろ？」

寝ぼけてるっぽいのをいいことに、
俺とは言わずに名前で言ってみる。

すると、

黄「…おれの、りゅぅせぇやもん…」

案の定、最高に可愛い答えが返ってきた。

青「…ふは、やばぁ」

ニヤケが収まらず声に出てしまう。
ギリギリ気付かれへんかったみたいで、
俺がパジャマから手を離すと
淳太はまた整った寝息を立てはじめた。
それを確認して携帯の録画を止める。

…いつから撮ってたかって？
淳太が俺の服抱きしめてんの見た瞬間からや笑

青「…ほんまにかわええわぁ…
大好きやで、淳太」

起こさないように優しく髪を撫で、
そこに軽くキスを落とす。
口角の緩みに身を任せながら、
俺は寝室を出て風呂へ向かった。

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