一生、愛してる。 [JW] [青×黄]

誓い ページ45

黄「あーあ、
また流星に言われてもうたな」

泣き止んだ淳太をそっと離すと、
眉を下げながらどこか嬉しそうに笑った。

青「何を？」

黄「ふふ。3年前、付き合う時も、
流星から告白してくれたやん」

青「あー…」

黄「流星が言うてくれんかったら、
俺ら絶対付き合ってへんと思うわ。
俺、言う気なかったもん」

青「まぁ、そうやろなぁ。
俺が言ってからも、
決断してくれるまで結構かかったし」

黄「あの時はかなりお待たせしまして…笑」

青「ええよー笑
今、こうやって一緒におれるから」

額に軽くキスをすると、
淳太はパッと頰を赤く染め、
おん、と小さく返事をした。

…これはもう、今しかない。

青「…なぁ淳太？」

黄「ん？」

青「渡したいもんあるから、ちょお待っといて」

黄「ん、わかった」

こくりと頷いた淳太の頭をぽんと撫で、
立ち上がって寝室へ向かう。

数ヶ月前に淳太とドライブデートした時、
気付いたことがあった。
俺はもう、一生淳太を離すつもりはないんや、と。

クローゼットの奥に隠していたそれを手に取り、
大きく深呼吸する。
決意を込めてポケットにそっと忍ばせ、
リビングで待つ淳太の元へ戻った。

青「お待たせ」

黄「おう」

平静を装いながら隣に座ると、
何も持っていない俺を見て
淳太は少し不思議そうな顔をする。

青「…淳太」

黄「…はい」

俺が真剣な顔で見つめると、
真面目な話だと察したのか、
向き直ってこちらをまっすぐ見つめ返してくれる。

青「…俺は貴方が好きです」

黄「ん、お、おお？」

青「笑った顔も、綺麗な肌も、柔らかい髪も、
俺らにいつもつっこんでくれる所も、
何事にも全力で手を抜かへん所も、
たまにちょっとポンコツでぶっ壊れる所も、
意外とすぐ照れて赤くなる所も、
そのくせわりとあざとい所も、
俺を見て愛おしそうに微笑む姿も、
全部全部、大好きです」

黄「…ふは、何これ…笑」

淳太は突然好きな所を羅列されたせいか、
恥ずかしそうにふにゃんと笑う。

青「えー、この思いは、一生変わりません。
…一生です。死ぬまでです。自信があります。
これから先、何があっても淳太の隣に居続けたいし、
守り続けたいと思ってます。
なので、」

ポケットから箱を取り出し、淳太へ向ける。
それを捉えた彼の瞳は、大きく開いた。

青「一生、愛し続けることを誓います。
…俺の隣で、共に人生を歩んでくれませんか」

両手で口元を覆う淳太に、
俺は箱を開き、お揃いの指輪を見せた。

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