2話 ページ4
ホント、なんなのよ！本来なら、私はチャンピオンになる。なるハズなのに！
━━あなたを、次期チャンピオンの座を否認します。
そう迷いのない真っ直ぐな目で、私に言い放った。ムカついた。私が上なのに。アンタより、力が上なのに！
「ブイ、ブイ！」
すると、後ろの方から鳴き声が聞こえた。振り向けば、イーブイがいた。
「君も飽きないね？違う人に行けば良いのに」
そう言うが、イーブイはコテンと首を傾げて、
ポカンとした表情で見つめる。何で？と言うように。
「はぁ、君は変わり者だね。私を選ぶなんて」
そう言い、私はイーブイを撫でる。イーブイは嬉しそうに尻尾を振る。このイーブイは、私がカントーから旅立とうとした時、一緒になってついてきた。それも、こっそり私のバックに入って。それに、イーブイとはパートナーではない。つまり、このイーブイは野生だ。帰るように言ったが、離れる気がなく渋々一緒に旅をしている。
私は、勝たなければならない。それは、誰かのためにではない。自分自身のためだ。弱い者は消える。強い者こそが残る。常に頂点にいないといけない。弱い自分なんて要らない。だから、私は旅に出たんだ。
私は、イーブイを撫でるのを止め、イーブイに尋ねた。
「どうする？また、私の肩に乗る？」
そう言うと、イーブイは嬉しそうに返事をして私の肩に乗った。
「さて、今日はどこに行こうか」
そう言い、私はタウンマップを見た。すると、イーブイはペシペシと叩く。
「ブイ、ブイ！」
どうやら、ミアレシティに行きたいようだ。ミアレシティには、カフェが数多くある。
「よし、じゃあ行きますか」
私は、モンスターボールからサザンドラを出した。そして、サザンドラに乗り、指示を出す。
「サザンドラ、ミアレシティまでお願い」
そう言うと、サザンドラは頷き空高く飛んだ。
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ナノセンチメンタル(プロフ) - ついに続編が出ました。ここまで続いたのは皆様のおかげです。続編のタイトル名が変わってますのでお気をつけください。なお、続きは来週の水曜日あたりに更新します。 (2020年2月23日 20時) (
レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ナノセンチメンタルさん» 続編ですか…良いですね(^_^;)是非とも読ませていただきます。 (2020年2月10日 19時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
ナノセンチメンタル(プロフ) - コメントありがとうございます！読んでくれた方が楽しんでもらえるような小説をこれからも書いていきたいと思います。この作品の続編も検討しているので、興味があったらぜひ読んでください。続編の報告は、コメント内で報告します。 (2020年2月7日 21時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 面白い作品です。更新頑張って下さい。 (2020年2月6日 21時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノセンチメンタル | 作成日時：2019年12月20日 21時
