16話 ページ18
━キバナsaid━
すぐに、彼女を捜すためにホテルの部屋の鍵をホテルマンに返した。そして、ホテルを出て何処へ行ったか考えることにした。スマホロトムにカロスの地図を見せてもらい、彼女が行きそうな場所を捜す。
とりあえず、近場で目撃情報を得るしかない。誰かが見ていれば、彼女が向かった方角がわかる。
手当たり次第、街の人や旅行客などに話しかけた。しかし、誰も彼女を見ていない。
「ブイ〜………？」
イーブイは心配そうに俺を見る。焦る俺を心配してなのか彼女は戻ってこないのか、不安な顔をしていた。
「必ず見つける。だから、そんな不安な顔するな。」
そう言い、イーブイを撫でた。不安を紛らすように。実は、俺も不安だった。カロスについては初めての土地。そんな中で、彼女を見つけるのは無謀過ぎる。だが、そんなことを言ってる暇はなかった。
そう思っていると、誰かにぶつかってしまった。
「あら、ごめんなさい。」
「いや、こっちこそ……！」
そう言い、黒髪で白く変わったワンピースを着た貴婦人に謝った。あれ？どこかで見たことがある人だ。そう思っていると、貴婦人が何かに気づいた顔をした。
「あら、その子は……」
「ちょっと、コイツのご主人様捜してて……」
そう言うと、貴婦人は驚いた顔をしていた。
「もしかして、この前の挑戦者のイーブイかしら？！」
「ブイ、ブイ！」
貴婦人がそう言うと、イーブイは嬉しそうに返事をした。どうやら、知り合いのようだ。
「あっ、紹介が遅れてしまったわ。私は、カルネ。カロスの現チャンピオンなの。」
そう言われ、俺は驚きを隠せなかった。まさか、現チャンピオンに会うとは思わなかった。
「あなたが、カロスの……！」
「えぇ、良かったら一緒にお茶でもどうかしら？」
そう現チャンピオンのカルネは言う。俺は、ただ頷くことしかできなかった。
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ナノセンチメンタル(プロフ) - ついに続編が出ました。ここまで続いたのは皆様のおかげです。続編のタイトル名が変わってますのでお気をつけください。なお、続きは来週の水曜日あたりに更新します。 (2020年2月23日 20時) (
レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - ナノセンチメンタルさん» 続編ですか…良いですね(^_^;)是非とも読ませていただきます。 (2020年2月10日 19時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
ナノセンチメンタル(プロフ) - コメントありがとうございます！読んでくれた方が楽しんでもらえるような小説をこれからも書いていきたいと思います。この作品の続編も検討しているので、興味があったらぜひ読んでください。続編の報告は、コメント内で報告します。 (2020年2月7日 21時) (レス) id: 0e87ed2dba (このIDを非表示/違反報告)
陽香 - 面白い作品です。更新頑張って下さい。 (2020年2月6日 21時) (レス) id: 7be101f077 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナノセンチメンタル | 作成日時：2019年12月20日 21時
