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マルバス「僕はA先生の心配でよかれと…」

オリアス「あ〜はいはい、
学生時代からのよしみって事で…」


そんな2人には触れず、ベッドの上で身を乗り出し
窓ガラスにピタリと張り付かんばかりに目を
輝かせた。その瞳には、赤、青、金と
目まぐるしく移り変わる花火の色彩が、
まるで宝石を散りばめたようにキラキラと反射
していた。


『…凄い!あんなにカラフルに!
火薬に何か細工かな?学生なのにあれ程の
出し物出来るなんて!』


能力の無茶で倒れてしまっていたA。
しかし今はただの一人の観客として、
子供のように純粋に心を躍らせている。
​そんな彼女の横顔を、少し離れたところから
見ていたオリアス先生とマルバス先生は、
示し合わせたようにふっと同時に表情を
緩めました。


オリアス​「……ま、お説教されて凹んでるかと
思ったけど、これだけ元気なら一安心だな」

マルバス「そうですね。どうやら私たちの
心配しすぎだったようですね」


​マルバス先生もまた、心底ほっとしたような
穏やかな眼差しを向けていた。


​『ねぇ、マルバス先生、オリアス先生!
見てください、今度は星みたいな形に
なりましたよ!音も、さっきのと少し違って
『パチパチ』って小気味よくて…!』


​嬉しそうに振り返り、二人を呼ぶA。
その姿はこれまでバビルスで見た事のない
小さな子供のように花火を見てはしゃいでいた。


オリアス「はいはい、見てるよ。
お前ってそんな忙しいやつだったっけ?」

マルバス「まぁまぁ…」


オリアス先生とマルバス先生は窓際へ一歩近づく。
Aのすぐ隣に静かに並び、彼女が見上げる
夜空へと視線を向けました。

​初めて触れる「技術」と「音」に、興奮が
抑えきれない様子で語り続けるA。
そんな彼女の熱のこもったお喋りを感心しながら
聞き入っていました。


​遠くで上がる花火の光が、交互に三人の顔を
カラフルに照らし出します。

スキ魔→←〃



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作者名:びゃだもんで | 作成日時:2026年7月8日 18時

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