特別編！私はきっと、耳が弱い（持論）2 ページ41
あれから二時間が経過し、
現在深夜2:00。
お化けが活発な時間ですよ。
まぁ私も頭はお陰さまで活発なんですけどね。
二時間が立つというのに、
全く寝返りを打たない轟焦凍。
(床擦れができるぞチクショウ！！)
だがしかし起こすのもなんだか気が引ける。
(大丈夫。どこでも寝れるのが水森、お前だろう。やれる。羊を数えろ)
自分を奮い立たせ(？)、
意気込んで羊を数え始めた。
いやこれ意気込んでやることじゃない。
「ん、………ぅ………」
(邪念を捨てろ水森ィィィイイ)
イケメンボイスを右から左に流し、
とうとうやってきた100匹目。
(あれ、おかしい。眠くならない)
意気込んだのが悪かった。
やっぱり意気込んでやることじゃなかった。
(…とりあえず、ホールド放してほしいな)
心の中でため息をついた。
その時、
「………み」
『……み？』
ギュウッと抱き締める力が強くなり、
自然と耳は轟くんの口許に近づいた。
そして、
「みず、もり…」
『ひ、ぁ……』
ゾワリと体が響き、
うまく体に力が入らない。
「………な、ぁ……」
ね、寝てる？寝てるよね！？！？
寝言だよね！？
頭がお邪魔女カーニバルしているなか、
私の首もとに何かが触れた。
ちゅ……。
『…？…………！？』
音といい、感触といい、
言わずともわかるだろう皆々様。
『と、どろき…んっ！？』
再び触れる轟くんの唇。
私の首裏に唇を数回当てて、
時おり、私の名前を呼ぶのだ。
(なにこれどゆこと！？え、ちょ、どゆこと！？)
そんなことが続き、
眠れるはずもなく朝を迎えた。
「み、水森？」
『……はよ』
「隈……やべぇぞ」
『ねぇ、轟くん。
昨日、寝てたよね？』
寝言とか寝相が悪かったってオチで終わってほしい。
そう思い、ダルい体を伸ばしながら聞くと、
轟くんは一度目を丸くし、
そして、
「さぁ」
ニヤリと口角をあげたのだ。
(え、寝たことも覚えてないってこと？)←
―――――――
沙羅さん！リクエストありがとうございました！
甘いか！？これは甘々なのか！？←
轟くんの息ってエ ロいですよね。
特別編！勝己くんと一緒（白目）→←特別編！私はきっと、耳が弱い（持論）
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ゆあ - こんばんは。コメント失礼致します。とても素敵な作品で楽しく読ませていただいております！ですが特別編の勝己くんと一緒 3にて「北朝鮮」を表現の一部として使われておりますが、こちらは取り消したほうが良いと思います。国際問題に関することですので。 (2018年5月17日 1時) (
レス) id: 4b4b197e1d (このIDを非表示/違反報告)
ノア - 特別編の3人との話しがもう最高すぎてやばいです！本編もおもしろいです！更新がんばってください！ (2018年3月11日 21時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
レイン - 初めましていきなりですが本編の続き気になりすぎます！！続き早く見たいので更新頑張ってください！！！！！ (2018年2月11日 3時) (レス) id: b07e3f90c5 (このIDを非表示/違反報告)
moe(プロフ) - 面白いです！更新楽しみにしてます！ (2018年1月30日 21時) (レス) id: 8ed7a0d951 (このIDを非表示/違反報告)
ルッカ - あぁぁぁぁめっっっちゃ続きが気になる……応援してます！頑張ってください！ (2018年1月4日 0時) (レス) id: e083ca4c6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絞凛 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2017年8月8日 1時
