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ガラガラと教室のドアを開けると伏黒が、本を読んで席に座っていた。
あ、確か、釘崎と虎杖は任務だって言ってたな。
ていうことは、今日は伏黒と二人か。
ﾁｸﾀｸ ﾁｸﾀｸ
、、、、、、すげぇ、静かだわ。
まあ、確かに虎杖や釘崎と違って話すことないちゃないけどさ。
そう考えてこんでいると
伏黒｢俺は、お前の言ってることが分かった｣
そう本を見ながら流れるように話してきた。
『、、、え』
伏黒｢初めて会った時、お前は善人だから友達のことを助けたって言ってただろ。ほら、良い奴なんだよって｣
『あ、ああ、、』
そう言えばそんなこと言ったな、、、。
伏黒｢俺は不平等に人を助ける。悪人だった場合助けないことだってある。だから何となくだけどお前の気持ちが分かった。｣
不平等に人を助けるか、、、。
きっと伏黒がそう思うのはなにか理由があるのだろう。
それは私も同じだし、伏黒の意見を否定しようなんて思わない。
価値観は人それぞれ違うからね。
『私は一人一人の正義の概念が違う限り、善人なんていないと思ってる。きっと私は誰かの悪人だし、逆にその反対も有り得る』
伏黒｢、、、、、｣
『だから私は、私が思う限りの善人を助けたいと思ってる。』
伏黒｢そうか、、、俺が言ってることは間違っていると思うか？｣
『ははっ、逆に私の言ってることは間違ってると思った？』
伏黒｢、、、、分かんねぇ｣
『私もわかんないよ』
そう言うと、伏黒は本を閉じて、｢ははっ｣と笑いだした。
伏黒｢だよな、、分かんねぇよな｣
『正解なんてないっしょ』
私がそう言うと伏黒は、｢そうだよな、、｣と、何か考えていたことが解決できたような顔だった。
五条｢はぁぁい！！！授業始めるよぉ！！！、、、、てあれ？？なんかいい感じ？｣
伏黒｢別になんでもないっすよ｣
『人生相談受けられてました』
伏黒｢そこまでじゃねぇだろ｣
『深刻そうな顔で聞かれたんだが』
そう私たちは、愉快に話をしていた。
五条｢え、、、仲良くなってるじゃん、、。妬いちゃうよ！！！｣
｢『知らねーよ/知らん』｣
五条｢え、｣
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作者名：nano | 作成日時：2021年1月19日 23時
