【銀魂】局長の妹は__________なり

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「ま、真似しないで下さい...！」


「悪りいか？先に言ってきたのはAだぞ？」






余裕な風に見せかけて、顔が真っ赤な十四郎さん

____でも、それ以上に私は赤くなっていると思う







「可愛いですね」


「Aがな」







肘をついて此方に体を起こした彼は
私の左頬に手を添えた




彼の顔が近づいてきて、心臓がバクバクし出す










__彼の顔をこんなに近くで見れたのはいつぶりだろう







しかし、此方へ向かってくる足音が聞こえ
唇が触れ合うことはなかった








　ｽﾞﾊﾟﾝｯ





「土方ｻｰﾝ」


「入る時はノックぐらいしろっつってんだろｫｫｫｫ！」


「あーすいやせんいつもの癖で」






部屋に入って来て私達の距離感を見た総悟は
一瞬でイラついたような顔をした






「邪魔しやしたかィ？」


「大邪魔だ！もう少しでお前...！」


「もう少しで...？何でィ？」





ドス黒いオーラの笑みを十四郎さんに向ける総悟

言葉を詰まらせた十四郎さんはそっぽを向いた












この雰囲気をどうにかしなければ、！

そう思い、頭に浮かび上がった疑問を切り出す





「総悟はさ
　何で十四郎さんの話した時悔しそうな顔したの？」







彼が辛そうな顔するから
てっきり亡くなったのかと思い込んでいた








「あー。殺しそびれて悔しかったんでィ」


「ﾃﾒｪ傷治ったら覚えとけよ」


「十四郎さんが亡くなって総悟が悔しがる訳ないか。
　早とちりした私が悪かった、」


「こんのクソアマ相変わらず...」





そう言って十四郎さんは溜息をついた







「今回は生かしておかねェといけやせんしたからね」






その言葉の意味が分からない私と
何か心当たりがあるような十四郎さん






「本当気に食わねェや土方コノヤロー」









そう言って総悟は出て行った

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